ヴァージン・レーシングは、マクラーレンと技術提携契約を結んだことを明らかにした。また、ワース・レーシング・テクノロジーズのテクニカルセンターを買収したこともあわせて発表された。
6月にヴァージンはテクニカルディレクターのニック・ワースとの契約を終了したことを発表したが、これに続き、4日、チームはマクラーレンから技術的なアシストを受けるためマクラーレン・アプライド・テクノロジーズと長期にわたるテクニカルパートナーシップを結んだことを明らかにした。
契約の一環として、ヴァージン・レーシングは、マクラーレンのテストリグ、シミュレーター、コンピュータテクノロジー、風洞などの設備にアクセスできる。さらにマクラーレンからヴァージン・レーシング・グループにスタッフが派遣される。
一方でヴァージン・レーシングは、今後技術的本拠を用意するため、ワース・レーシング・テクノロジーズのF1ビジネスおよびバンベリーの施設を取得したということだ。
チームの声明には、「F1の真のコンテンダーになるという意図の真剣さを、このふたつの大きな発表において示した。これは我々が発展のための新たなエキサイティングなチャプターを迎えることを表している」と記されている。
ヴァージンは、今年パット・シモンズをコンサルタントとして雇い、彼にチームの状況の分析を依頼していた。チームの技術的な方向性を決定するのにシモンズが大きな役割を果たしており、今後も彼はチームのサポートを続けていくということだ。
マクラーレンはすでにフォース・インディアとの間で技術提携を結んでいる。