全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦オートポリスで表彰台を獲得したドライバーが、今日のレースについて語った。

優勝:中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)
「今日はすべてがうまく行ったレースでした。このようなレースはなかなかないので、それができた達成感というのは非常に大きいです。予選が13番手ととても悪いポジションだったので、朝のウォームアップでいろいろと試したかったのですが、ウェットになってしまいました。本当はドライで走りたかったのですが……。ただ、ウェットの中でもペースもバランスも良かったですね。今回のレースではドライタイヤでスタートしても2回のピットストップが必要ということで、いつものルールとは違う形だったのですが、無給油で行くということはトヨタユーザーの中で可能性はあるということだったので、予選ポジション的にこれを実現しなければならないという状況でした。1周目にタイヤ交換のためにピットインするということも決め打ちでした。直前のウォームアップでドライでも行けるという感触だったので、そのあとは雨が降らないでくれと願っていました。ピットイン後はずっと大嶋選手の後ろを走る形になりましたが、僕の方がタイヤに優しいと信じて、タイヤと燃費を気にしながら、ずっと我慢の走りをしていました。そうしたら、だんだん近づいていったので、うまく抜くことができました。今日はすべてが狙いどおりに行きましたね。今日は表彰台を日本人で独占できたので、これからもみんなでレースを盛り上げていきたいと思います」

2位:大嶋和也(Team LeMans)
「直前の8分間のウォームアップではレインで走りましたが、ドライタイヤでも行けるだろうと思っていました。レースがスタートして、すぐにドライタイヤの方がいいと思い、最終コーナーの直前でピットに入ると無線で伝えました。今週はずっと流れが良かったと思っていたのですが、結果的にはセッティングが煮詰め切れていなかったようで、アンダーステアもオーバーステアも出るような状況でした。中嶋選手に追いつかれないように必死に走りましたが、結果的には抜かれることになってしまい、かなり悔しいです。クルマもドライビングも良くはなってきているので、次のレースでも頑張ります」

3位:塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「朝の走行では雨が降っている中でも調子が良くて、決勝では路面がどうなるかがわからなかったので、まずはレインタイヤでスタートすることにしました。スタートはやや落ち着いて行きすぎてしまって、2台に抜かれてしまいましたが、バトルしながら何とかトップを守ることができました。ピットインのタイミングについてはエンジニアに任せていたので、とにかくトップで走り、指示が来るまでは自分のベストを尽くすことに集中していました。クルマの状態がとても良かったので、ドライタイヤに交換してからも抜いていくことができました。3位という結果に満足はしていませんが、常にこういうレースを続けていければチャンスは来ると信じています」

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