EPSON NAKAJIMA RACING
SUPER GT 第8戦 MOTEGI GT 250km RACE
レースレポート
10月28日(日)ツインリンクもてぎ天気:雨
◇昨日の晴天とは打って変わり、朝から厚い雲に覆われたツインリンクもてぎ。午前中のフリー走行が始まる頃にはパラパラと小雨が降り出して、その時間帯が終了を迎える頃にはすっかりレインコンディションの中での走行となった。
依然として小雨が降る中、14時00分にローリングスタートで53周回のレースが開始。14番グリッドからスタートのEPSON NAKAJIMA RACINGのスタート担当ドライバーは道上龍。道上は前戦と同じくセーフティーカースタートをうまくこなし、追い上げを開始。
徐々に差を詰めていき、確実に前のマシンを捕え、早くも6周目には10位に。その後も上位を走るマシンと遜色ないペースで快走を見せ、20周を終えた時点で4位を走行。30周目にピットストップを行い、中山友貴にドライバーチェンジ、給油、リアタイヤのみの交換を行う。代わった中山はその時点でのファステストラップを叩き出しながら、3位を走るマシンを猛追。サイドバイサイドのデッドヒートの末、3位の39号車脇阪選手を攻略し順位を上げる。その後もトップ2台を猛追するもそのまま3位でチェッカー。今季2度目の表彰台を獲得した。
◇観客動員数:
10月27日(土)予選12,500人
10月28日(日)決勝27,000人
◇コメント
チームディレクター:藤井一三
「昨日のお約束通り、何とか笑顔でシーズンを終えることができます。走りにくいコンディションの中、道上、中山両選手とも確実にポジションアップしてくれて、表彰台に上ることが出来ました。よく頑張ってくれたと思います。ここまで応援してくださった皆様に感謝申し上げます」
道上龍
「前戦同様、レインタイヤのグリップもよく、14番手スタートから少しずつ追い上げにかかることができました。20周目までは、いいペースで走れて4位まで順位を上げましたが、途中雨の量も減り、リアタイヤの内圧が上がり過ぎてきたため、グリップ感が減ってしまい、タイヤ交換を余儀なくされました。フロントタイヤは問題なくグリップもしていたので、ピット作業時間を短縮するためリアタイヤのみの交換を行いました。中山選手に代わってからは、安定したラップを刻み3位まで順位を上げることができました。明らかにトップ2台よりも速いペースで追い上げていたのですが、タイム差もあったために3位でゴールというかたちでレースを終えました。前回の悔しかった2位よりも順位は1つ下ですが、与えられた状況の中できっちり仕事ができたということで満足しています。選手権は終わりましたが、11月にJAFグランプリがあるので、よい結果が出せるように頑張りたいと思います。たくさんのご声援をありがとうございました」
中山友貴
「30周目にピットインして5位でコースに復帰しました。その後、タイヤ交換をした19号車をスムーズにオーバーテイクして、さらにピットアウトしてきた39号車の後ろにつきました。バトルが何周か続きましたが、3コーナーのブレーキングで相手のミスからうまく順位を上げることが出来ました。その後、前の2台を追いかけましたが、惜しくも及ばずに3位でゴールしました。予選で苦労はしましたが、決勝レースのタイヤのパフォーマンスが素晴らしく、レース中のチームの判断やピット作業も素晴らしかったです。優勝できなかったのは悔しいですが、予選順位を考えれば表彰台に上がれたのは本当によかったです。1年間、たくさんの応援をありがとうございました。来年も素晴らしい走りが見せられるように頑張りますので、引き続き応援をよろしくお願いします」
中嶋悟総監督
「予選は下位に沈んでしまい、速さをお見せすることができませんでしたが、今シーズンの締めとなるレースで前戦に続いてドライバーの頑張りもあり表彰台を獲得することができました。1年を通して、課題も多くあったシーズンでしたが、最後にいいかたちで締めくくることができてよかったと思います。最後まで多くのご声援をいただき、心より御礼を申し上げます。来月のJAF戦もよろしくお願い致します」
※次回のレースは11月17日・18日のFUJI SPINT CUP 2012となります。
