全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦は3日、ツインリンクもてぎで公式予選、スペシャルステージが行われ、中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)が今季初めてのポールポジションを獲得した。
午前に比べやや雲が多いものの、晴天の下迎えたスーパーフォーミュラ第4戦もてぎの予選。今回は30分間のQ1が行われ、上位8台が“スペシャルステージ”に進出。8台が1台ずつアタックを行う今季唯一の形式で争われる。
13時5分からスタートした予選Q1では、SS進出を目指し多くのマシンがニュータイヤを投入しながら2〜3回のアタックを敢行。アタックを経るごとにタイムが向上していき、午前の走行から好調のロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)が1分32秒700をマーク! 真夏のレースながらコースレコードを記録し、トップでSS進出を決めた。
2番手に続いたのはジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)。8番手から伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)、小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、国本雄資(P.MU/cerumo・INGING)、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)、山本尚貴(TEAM無限)、中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)というメンバーがSS進出を果たした。
15分間のインターバルを経て行われたスペシャルステージ。ドライバーがそれぞれアウトラップからアタックラップ、ショートカットを経て戻ってくるというセッションが進んでいく中、一貴は1周をしっかりとまとめ、1分32秒839をマーク。それまでの首位に浮上した。
一方、SSを首位で通過したデュバルは、セクター1からトップタイムをマークしてくるが、続くセクター2〜3とやや一貴に及ばず。90度コーナーのアウト側でややリヤタイヤをダートに落としてしまい、一貴にコンマ1及ばず。この瞬間、一貴の今季初PPが確定した。
2番手はデュバル、3番手はこのもてぎを得意とするオリベイラという結果に。前戦から予選好調の国本が4番手、連勝中のロッテラーは5番手につけた。