WTCC世界ツーリングカー選手権に参戦するROALモータースポーツが、11月16日〜18日に行われる今季最終戦マカオで、アルベルト・セルキに代わってケイ・コッツォリーノを起用すると明らかにした。WTCC公式サイトに掲載されているコッツォリーノ車のカラーリングには、日本のアイドルグループ、乃木坂46のメンバーが描かれている。
コッツォリーノは、牛込神楽坂にあるレストラン『カルミネ』を経営するカルミネ・コッツォリーノさんの息子で、カートからフォーミュラトヨタ、全日本F3を経て2010年にTeam LeMansからフォーミュラ・ニッポンに参戦していた。日本でのキャリアも長く、イタリア人の父を持ちながら日本語、そして英語、イタリア語も話すバイリンガルでもある。
2010年以降は主立ったレース活動は行わず、東京・表参道にあるレストラン『カルミネ表参道スタンド』の店長として活躍していたが、今回ひさびさにレースに参戦することに。2008年にF3で挑んだマカオ・ギアサーキットに挑むことになる。
気になるのはそのマシンカラーリングだ。アルベルト・セルキがドライブしていたBMW320TCがコッツォリーノが駆るマシンとなるが、WTCC公式ホームページが掲載した画像には、日本のアイドルグループ、乃木坂46のメンバーの顔写真とゼッケン46、イメージカラーであるパープルに塗られたイラストが掲載されている。
日本のモータースポーツ界でも、10月あたりから「乃木坂46がモータースポーツ界にもデビューするのでは!?」という噂が囁かれており、コッツォリーノはその参戦時のドライバーになるのではないかという噂もあった。
いずれにしても、コッツォリーノのひさびさのレース参戦、それも世界選手権挑戦は楽しみなところ。イタリアのROALモータースポーツとのコミュニケーションもコッツォリーノならば問題がない。マカオに挑戦するF3ドライバーたちとともに期待したいところだ。