F1オーストラリGPの公式予選Q1は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は5番手でQ2進出を果たした。

 全24台が参加して行われた今季初の予選。最初のセッションとなるQ1は現地時間の午後5時から始まった。今年から予選は2002年以来となる107パーセントルールが適用され、Q1トップタイムの107パーセント未満のタイムを記録できなかったドライバーは原則として決勝レースへの出場が許されない。このオーストラリアで新車をシェイクダウンしたHRTにその壁が立ちはだかることが予想される。

 そのQ1は今季も20分の争い。まずはハードタイヤを履くルノーのビタリー・ペトロフがファーストタイム1分29秒463を記録し各車もそれに続く。しかし、すぐにレッドブルのベッテルが計測1周目のアタックで1分26秒台のタイムでトップに浮上、直後にチームメイトのマーク・ウエーバーがベッテルを上回るが、ベッテルが再度トップタイムを更新し、そこにマクラーレンのルイス・ハミルトンが加わる展開へと移っていった。

 これで上位はレッドブルとマクラーレンが占め、ポジションはベッテル、ハミルトン、バトン、ウエーバーとなり、ソフトタイヤを履いたメルセデス勢が続いた。
 
 Q1終盤、残り5分となって上位勢がピットに戻っていくタイミングで今度はザウバー勢が大きくジャンプアップを果たし可夢偉が3番手、チームメイトのルーキー、セルジオ・ペレスも4番手に飛び込んでくる。

 一方、タイヤのウォームアップに苦しむフェラーリ勢はフェルナンド・アロンソがようやく最後に4番手にポジションを上げるが、チームメイトのフェリペ・マッサはさらに深刻な状況。同じくタイムアップに苦しむルノーのニック・ハイドフェルドと17番手をかけて争うこととなり、なんとか最終アタックで11番手タイムをマークしてハイドフェルドをノックアウトした。

 また、HRTの2台は23番手のビタントニオ・リウッツィが1分32秒978でベッテルの107パーセントタイム、1分31秒266に届かず懸念されていた107パーセントの壁を超えられず、フリー走行でも有効となるタイムは出せていないため、決勝出場は微妙な状況に追い込まれた。

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