F1オーストラリGPの公式予選Q2は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマーク。ザウバーの小林可夢偉は6番手でQ3に進出した。
17台によるQ2は15分間での争い。セッションは路面温度が一向に上がらないなか、Q1トップのベッテルをはじめ多くのマシンが序盤からソフトタイヤを装着。だが、そのソフトタイヤを履いたウイリアムズのルーベンス・バリチェロがいきなりブレーキングでグリップを失いコースアウト。グラベルに捕まってしまい早くもトップ10争いから脱落してしまう。
その後、コースはイエローフラッグが解除されてバトルが再スタート。ここでハードタイヤを履くルイス・ハミルトンがトップタイムをマークしてくるが、ソフトタイヤでアタックをかけたチームメイトのジェンソン・バトンがハミルトンのタイムを更新し、さらにそのバトンをベッテルが上回っていく。
序盤の走行を終えた上位はベッテル、ウエーバーのレッドブルが1-2、バトンの後ろにフェルナンド・アロンソが続き、ハミルトンは5番手と変わった。
その後、セッション終盤になると今度はハミルトンが2番手にポジションを上げてくる。さらにザウバーの可夢偉も計測1周目で7番手につけると、最終アタックで1分25秒405をマークして6番手にポジションをあげ、Q3進出を決定づけた。
一方、トップ10進出をかけた争いは暫定10番手のセバスチャン・ブエミと11番手のミハエル・シューマッハーが争うかたちとなり、最終アタックでタイムを更新できなかったシューマッハーが脱落。フォース・インディアのエイドリアン・スーティルもアタックラップの最終コーナーでスピンを喫し16番手に終わってしまった。