キミ・ライコネンのマネージメントチームがマクラーレンを訪れたと報道されたばかりだが、今度はジェンソン・バトンとマネージャーのリチャード・ゴダードがマクラーレンを訪問、チームプリンシパルのマーティン・ウィットマーシュにマクラーレン・テクノロジーセンターを案内されたと報じられている。
これについてマクラーレンのスポークスマンは、「バトン一行はヒースロー空港に降り立ったついでに挨拶に立ち寄っただけ」としているが、イギリスのガーディアン紙は、バトンがルイス・ハミルトンと組んで2010年にはマクラーレンがオールブリティッシュ体制になる可能性を伝えている。
また、これによるとマクラーレンは来週の早い時期に、08、09年のふたりのチャンピオンから10年のドライバーを決定するだろうということだ。
今シーズンを始めるにあたり、大幅な契約金のダウンを呑んだバトン。09年のタイトルを獲得したことで、以前のレベルの金額を要求しているが、チーム側は依然、台所事情が苦しいということでこれには応じられないとし、代りに個人的な契約の自由度を高めることを提案した。
ゴダードはガーディアンに対し、バトン側からブラウンGPへの要求は正当なものであり、(マクラーレンへの訪問は来季への)可能性を探っていることの一環に過ぎないと主張する。
「これまでに何度も言っているが、ジェンソンは来年もタイトルを獲得できる可能性のあるマシンをドライブしたがっている。我々は2010年についてブラウンと何カ月も話し合いを行っているが、要求は難しいものでも不当に高額でもない。実際、彼らとの交渉の中で譲った部分もたくさんある。
ジェンソンにとっては、来季どこで走るにせよ、評価されていると感じることが重要だと思う。彼にとって可能性のあるオプションを探る必要がある」
ヘイキ・コバライネンがマクラーレンに残留という可能性もゼロではないが、バトンおよびライコネンというチャンピオン経験者がマーケットにでていることを考えると、それほど高い可能性ではなさそうだ。