ザウバーF1チームは12日、今月行われるF1若手ドライバーテストで、日本人ドライバーの佐藤公哉を走らせることを正式に発表した。

 ザウバーがこの日明らかにしたスケジュールによれば、佐藤はテスト3日目にザウバーC32のステアリングを握り、念願のF1デビューを果たすことになった。

 チームは佐藤のほかにも、レギュラードライバーのニコ・ヒュルケンベルグとテストドライバーのロビン・フラインスの起用を決めており、フラインスが初日と2日目の午前を担当。ヒュルケンベルグは2日目午後のセッションから参加する。

 佐藤公哉は1989年10月5日生まれの23歳。フォーミュラBMWなどヨーロッパでキャリアを積んだ後、ニッサンの若手育成プログラム、NDDP(ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム)の一員として2008年にはフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)に参戦し、国本雄資に次ぐランキング2位につけた。
 また2009年からは全日本F3選手権のNクラスに参戦し、現在スーパーフォーミュラやスーパーGTなどで活躍する山本尚貴や小林崇志、千代勝正らとタイトルを争った。また、スーパー耐久にも参戦している。

 2011年からは再びヨーロッパに活動の場を移し、ユーロF3で1勝をマーク。昨年はドイツF3でランキング3位(4勝)につけ、今季はAUTO GPにステップアップし、これまでに3勝をあげて現在はドライバーズランキングで堂々の首位に立っている。

 なお、今月17日から19日に、イギリスのシルバーストン・サーキットで行われる若手ドライバーテストでは、先のイギリスGPで頻発したタイヤバーストの問題解決と次戦以降に投入される新たなタイヤのテストが行われるため、特別にレギュラードライバーの参加も認められている。

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