2014年のGP2に参戦する佐藤公哉は、F1を目指すライバルとの戦いにプレッシャーは感じていないと語った。
昨年のAUTO GPでタイトル争いの活躍を見せた佐藤は、今季、F1直下のカテゴリーとして知られるGP2にスペインチームのカンポス・レーシングからフル参戦する。
彼は、今月11日から3日間、アビダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催される第1回合同テストに参加。GP2マシンの初走行に挑む。
「ヤス・マリーナ・サーキット、GP2マシン、チームとの共同作業と、いずれもこの第1回公式合同テストで初めて経験します」と佐藤は語っている。
「もっとも、ヨーロッパを舞台に戦ってきた僕は環境の変化に慣れているので、あまり苦には思っていませんし、これまでの経験を基にうまく適応できると考えています。あえて口にする必要もないと思いますが、自分の胸の内で設定している目の前のハードルをクリアできればと考えています」
佐藤は、F1ドライバーを数多く輩出してきたGP2のハイレベルな戦いにも、プレッシャー以上に楽しみを感じているという。
「GP2シリーズ参戦にあたってのプレッシャーは、自分でも不思議なほど感じていません。いまはF1世界選手権への参戦を目指すライバルたちとの戦いが楽しみで仕方ありませんし、今回の結果が良くても悪くてもそれに一喜一憂するつもりはありません」
「4月の開幕戦バーレーン大会に向けて、アブダビとバーレーンの合計2回、6日間の事前テストを有意義なものとしたいと思います」