AJフォイト・レーシングは10日、2013年のインディカー・シリーズで佐藤琢磨を起用することを正式に発表した。

 2010年から北米最高峰のオープンホイールレース、IZODインディカー・シリーズに参戦している琢磨は、2011年までの2シーズンをKVレーシングで走り、2012年にはレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングに移籍、今季で早くもシリーズ4年目を迎える。

 琢磨はこれまでの3シーズンで日本人唯一の予選ポールポジション(2011年アイオワ)に加え、決勝でも武藤英紀と並ぶ日本人最高位タイの2位(2012年エドモントン)を獲得。さらに、2012年のインディ500ではレース終盤まで上位争いを繰り広げ、最終ラップの1コーナーではチャンピオン経験者のダリオ・フランキッティと優勝を賭けたサイド・バイ・サイドのバトルを演じた。結果はスピンの末、ウォールにクラッシュしてレースを終えたものの、琢磨のチャレンジする姿勢は日本のファンを熱くさせるとともに、本場アメリカのファンをも魅了した。

 今回、琢磨と契約したチームオーナーのA.J.フォイトもそのひとりで、“ノー・アタック、ノー・チャンス”をモットーとする琢磨のチャレンジする姿勢を起用のポイントにも挙げている。
「この決定をとても嬉しく思っている」とフォイト。
「琢磨の豊富な経験がチームにもたらされることを期待しているが、それと同時に、彼は勝利に向かって突き進む貪欲さを持ち合わせている。彼がどれだけ勝ちたいと思っているかは既に証明済みだ」

「琢磨はロードコースでもオーバルコースでも強い、という事実は私にとってとても魅力的だし、何よりも彼はチャレンジャーだ。アメリカにやってきてからの短期間で彼は多くのことを学んだ。今年、彼とともに参戦できることを楽しみにしている」

 琢磨は、2月に予定されているオフシーズンテストに参加する予定。3月24日決勝の開幕戦セントピーターズバーグで幕を開ける全19戦(ダブルヘッダーを3戦含む)では、ホンダエンジン搭載のカーナンバー14のマシンを駆る。

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