岐阜県にある中日本自動車短期大学(NAC)の客員教授に、インディカー・ドライバーの佐藤琢磨が就任したことが正式に発表された。
中日本自動車短期大学は、全国でも珍しい「モータースポーツエンジニアリング学科」を備える大学で、スーパーGT300クラスに参戦する“イカ娘フェラーリ”のLMP MOTORSPORTをスポンサードするなど、大学一体でモータースポーツとも深く関わりを持っている。
琢磨はここで今年の4月期よりモータースポーツエンジニアリング学科の客員教授に就任し、年間2回の特別講義やイベント出演を通して直接学生たちと交流を深める予定になっている。
もともと琢磨とNACの交流は、昨年12月に中部国際空港で行われた琢磨のスペシャルイベント「TAKUMA CLUB MEETING 2011 2ndーAttack」を学校法人神野学園がサポートしたことがきっかけで、その際NACのキャンパスを訪れた琢磨が、研究内容や施設・設備の充実さに深く共感、今回の客員教授就任に繋がったという。
NACでは3年前よりモータースポーツに特化した「モータースポーツエンジニアリング学科」を設置し、モータースポーツ業界で活躍する次世代の若者の育成に努めてきたが、この度、琢磨を客員教授に迎えたことにより、より魅力的な教育カリキュラムを提供できるとしている。