AJフォイト・レーシングとの契約を発表した佐藤琢磨が、今年は日本人初となるインディカー・シリーズでの優勝を目指すと語った。
琢磨は10日、AJフォイト・レーシングと正式にレース契約を結び、自身4年目となるシリーズにホンダエンジンを搭載するカーナンバー14のマシンで参戦することが決まった。
「AJフォイト・レーシングから挑戦する2013年シーズンが楽しみで仕方ありません」と琢磨は語っている。
「昨年、チームは優れたポテンシャルを何度も示しました。ドン・ハリデイ率いるエンジニアリングスタッフはインディカー・シリーズに参戦するチームのなかでもベストのひとつです。来月行なわれる予定のテストをとても楽しみにしています」
琢磨が今季所属するAJフォイト・レーシングは、インディ500、デイトナ500、ル・マン24時間を制した伝説のドライバー、A.J.フォイトがオーナーを務めるチーム。1998年にはケニー・ブラックがインディ500を制覇しており、1996年と1998年にはインディカー・シリーズのタイトルも獲得している。
「AJのレーシングドライバーとしての功績は信じられないほど卓越したものです」と琢磨。
「AJは、様々なタイプのマシーン、サーキット、そして状況のなかで数え切れないほどの栄冠を勝ち取ってきました。そうした経験が、優勝を目指して挑む今年のレースでも大きな助けとなってくれるでしょう」
「AJならびにチームのサポートがあれば、今年は大成功を収められると期待しています」