いよいよ今週末に今季最終戦を迎えるスーパー耐久2010年シリーズ。最終戦はツインリンクもてぎのオーバルを使用した『もてぎスーパー耐久オーバルバトル』が行われる。今季これまで全勝を成し遂げてきた1号車PETRONAS SYNTIUM Z4M COUPEの谷口信輝が、決戦を前にオートスポーツweb編集部を訪問し、レースのポイントを語ってくれた。

 2009年から正式にシリーズ戦に組み込まれている『もてぎスーパー耐久オーバルバトル』は、これまでのレースとはまったく異なる性格を持つツインリンクもてぎのオーバルコースを使用したレース。スーパー耐久車両には、オーバルを走るための衝撃吸収用の構造物がないことから、オーバルを走行する際は第1ターンに2カ所、第3ターンにシケインが設けられ、そこで減速しながらレースを戦うことになる。

 今季のスーパー耐久クラス1は1号車、28号車という2台のPETRONAS SYNTIUM Z4M COUPE、そして8号車ポルシェ997 GT3 JGNという3台による熾烈な争いが毎戦展開されている。その中で谷口/柳田真孝/イムラン・シャハロム組の1号車は、今季これまで全勝優勝。そんな中で、オーバルバトルのポイントとしてはやはり『シケインでのブレーキング』がポイントになると谷口は語る。

「僕たちのBMW Z4 Mクーペは、第1ターンひとつめで進入しながらブレーキングをして、シフトダウン。そしてふたつめのシケインに入っていくスタイルだね。Z4は、今までで言えばフェアレディZに比べても20〜30メートルくらいブレーキングで奥に行くことができる。今年はポルシェがライバルになるけど、僕たちはABSがついているので、減速が速い。逆に、ポルシェは加速が速いからね。前にラップダウンのマシンがいる時には、ひょっとすると(ポルシェに)前に行かれてしまうかもしれない」とオーバルならではのレイアウトによるポルシェ997のスピードを警戒する。

 さらに、今回はすでにチャンピオンも決めているということもあり、1号車は2レースあるオーバルバトル決勝のうち、1レース目を谷口/シャハロム、2レース目を柳田/シャハロムというコンビネーションで臨む予定であるという。これはPETRONAS SYNTIUM TEAMのコンセプトが“若手育成”ということもあり、今回のレースでは“全勝”を狙うよりも“育成”を主眼に置いているとのこと。

「全勝にこだわるか、育成にこだわるか。でも今回のウチのチームの考え方は育成にこだわった形かな。でも、片岡(龍也)たちも清水(康弘)くんたちのところも、今年まだ1勝もしていないから、絶対に勝ちに来るはず。まぁ、そうは言っても僕も負けるのは大嫌いなので(笑)」とあくまで育成を考慮しつつも、勝利は譲らないつもりのようだ。

 今回のスーパー耐久は、公式プログラムが無料だったり、チケット料金もリーズナブルだったりと、ファンにとっても観戦しやすい要素が揃っている。もちろん、先述の通り2レースを楽しむことができるのも見逃せないところ。

 果たして1号車PETRONAS SYNTIUM Z4M COUPE&谷口は前人未踏の全勝制覇を成し遂げることができるのか……? スーパー耐久最終戦『もてぎスーパー耐久オーバルバトル』はツインリンクもてぎで楽しもう!

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