2014オートバックス全日本カート選手権KFシリーズ第7戦/第8戦
開催場所:スポーツランドSUGO西コース 開催日:9月13~14日
●コース:スポーツランドSUGO西コース ●天候:晴れ ●路面状況:ドライ ●参加台数:KF=28台
2014年オートバックス全日本カート選手権KF部門の第7戦、第8戦が9月13~14日に宮城県・スポーツランドSUGO西コースで開催された。
前回の茂原大会から約2ヶ月のインターバルをおき開催された今大会。シリーズも終盤に入り、残りのレースも今大会を含み2大会4レース。シリーズタイトル争いもいよいよ佳境を迎えることとなる。レースウィークは土曜日午後に豪雨があったものの、日曜日は快晴となり全セッションがドライコンディションでのレースとなった。
[第7戦]佐々木大樹、昨年に続きSUGOを制す!
朝一番に行われたクオリファイングプラクティスでは、前回の茂原大会で自身初優勝を飾った菅波冬悟(CRG・TM・BS)が唯一の37秒台をマークしトップ。2番手にランキングトップの阪口晴南(ART・TM・DL)、3番手にはスポット参戦の佐々木大樹(INTREPID・TM・BS)が続く。
予選ヒートではオープニングラップに菅波をかわした佐々木が先頭で周回を重ねていく。直後でマークしていた菅波は13周目にトップを奪うと、そのまま佐々木を従えてチェッカー。予選は菅波、佐々木、阪口、佐々木大河(FA・TM・DL)の順となった。
決勝では菅波がホールショットを奪うものの、すぐさま佐々木がトップに浮上。佐々木は序盤からリードを広げようと積極的にペースアップを図り、中盤には約3秒差まで広げる。その後方では、朝日ターボ(FA・TM・DL)が順位を上げ、16周目には2番手に浮上。後半に自信を持つ朝日は徐々に佐々木との差を縮めていく。しかし、最大3秒差は逆転することができず、佐々木が去年のSUGO大会以来の優勝を飾った。2位には朝日、3位には阪口、4位宮田莉朋(EXPRIT・TM・DL)とランキング上位陣も順調に上位進出を果たしている。
佐々木大樹/優勝ドライバーのコメント
予選ではなるべくセーブし、決勝ははじめから逃げて後半はそのリードを生かして逃げ切る作戦でしたが、その通りにできたと思います。去年のSUGO大会では、午後のレースで勝てなかったので、今回は午後も予選からしっかりと組み立てて勝ちたいと思います。
[第8戦]佐々木大樹、SUGO完全優勝!
第8戦決勝へ向けた予選ヒート。好スタートを見せたのは菅波。しかし、2周目に阪口がトップを奪いペースを上げていく。その阪口について行ったのが佐々木。佐々木は8周目に阪口をかわしトップに浮上。その後は阪口を抑えたまま周回を重ね、トップチェッカーを受けた。
決勝では佐々木がホールショット。それを阪口が追うが、3周目に菅波が2番手に浮上。さらに宮田が阪口とバトルを展開する。トップの佐々木は、約1秒のリード。レース中盤、5コーナーの立ち上がりで大きく姿勢を乱した菅波が後退。かわって2番手には宮田が上がる。この時点で佐々木のリードは1.8秒ほど。しかし、後半に強いダンロップを使用する宮田がそのビハインドを削っていく。
ラスト2周を切って佐々木の背後に迫った宮田は、その勢いのまま4コーナーでインに飛び込むものの、佐々木も逆転は許さずトップを守る。さらに最終ラップも宮田は勝負を仕掛けるが、経験に勝る佐々木が僅差で逃げ切りSUGO大会を完全制覇する2連勝を達成した。また、このレースでランキングトップの阪口と朝日が接触リタイア。ランキングでは阪口がトップをキープしたものの、菅波、宮田、朝日の4人にタイトルの可能性を残し最終戦を迎えることとなった。
佐々木大樹/優勝ドライバーのコメント
厳しいレース展開だったが、抑えきることができた。相手の方がペースが良く追いつかれるのはわかっていたが、仕掛けてくるのは4コーナーだと思い、うまくカバーすることができたと思う。この連勝でいい流れを掴んだので、2週間後のF3のレースでもいい結果を出したい。
全日本カート選手権公式サイト
http://www.kart.jp/