SUBARU MOTORSPORT News 2012
2012.05.21

WRX STIの山野直也がPN3クラス2連勝でランキングトップ
山野哲也は苦しみながらも3位入賞
http://www.subaru-msm.com/news/detail2012_05_21_1.html

 5月20日、奈良県の名阪スポーツランドで開催された全日本ジムカーナ。シリーズは全9戦中、序盤戦の3戦を終えた。180台と最多のエントリー台数を集めた今回のイベント。決勝当日の天候は曇りだったものの、メインスタンドには多くの観客が集まりました。やはり観客の注目は、BRZでデビューウィンを飾ったPN2クラスの山野哲也でしょう。名阪スポーツランドは1~2速が中心のテクニカルコースで、SUBARUファンには期待が高まるところでしたが、決勝1本目山野は2回転のフリーターンセクションでストップしてしまいます。

「全く新しいマシンを投入してきたんだから、乗り越えなきゃならない壁があるのは事実。その壁が山野哲也というドライバーを育ててくれたからね。だけどSUBARUファンの期待に応えるのがボクの仕事。とにかく頑張るよ」と語る山野。トルクフルな大排気量のライバル車たちを相手に、BRZのポテンシャルをすべて絞り出し限界ギリギリのコーナリングを見せる山野の気迫のこもった走りに、観客から大きなどよめきが起こりました。居並ぶライバルの間をこじ開け、執念でもぎ取った価値ある3位だったと言えるでしょう。

 一方、WRX STIを駆りPN3クラスにエントリーする山野の弟直也は、「シリーズを考えると今回の1戦がポイントになると思っていました。名阪では昨年岡野(博史)さんのランサーにブッチギられていたので、厳しい戦いになると思います」と語っています。予想通り決勝の1本目は、岡野とは0.097秒差の2位。実は土曜日に行われた公開練習からコンマ差の争いを続けていたのです。

「(コース)前半部分のサイドターンなど細かいところが重要になりますね。その勢いを後半のS字や外周部分にどう生かせるか、ですね」。ほんのわずかながら上がった気温に合わせ、セットアップした直也は、1本目ではブレーキを踏んでいたS字コーナーも、2本目にはノーブレーキで飛び込む激走。ゴールするとタイムは1分11秒524と自己タイムをコンマ9秒近く更新しトップに立ちます。これには岡野も追いつけず、直也の2連勝が決まりました。

「S字コーナーは正直、飛び出しちゃうかと感じるくらい突っ込みましたね。なんとか踏ん張ってくれたので勝てました。高速から低速コーナーまで、しっかりとしたセットアップが出来たし岡野さんとの直接対決で勝てたのが大きな収穫ですね」、と直也はチャンピオン獲得に向け大きな手応えを得た様子でした。

 こちらもWRX STIでSA3クラスに参戦する西原正樹は、今回トップから0.459秒差の2位。間違いなく優勝に手が届くところまで来ています。「あとちょっとだったね。もう少しマシンを調整して中盤戦に挑むから、ちょっと待ってて(笑)」とこちらも十分な手応えを感じているようです。次の第4戦は6月17日に、北海道のオートスポーツランドスナガワで開催されます。

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