全日本F3選手権は22日、第14戦・15戦の予選が行われ、福住仁嶺(HFDP RACING F312)が2戦連続でポールポジションを獲得。F3-Nでも小河諒(KeePer TOM'S F306)が2戦ともトップタイムをマークした。
薄曇りの中で行われた公式予選。ペトロナスの2台を先頭に各車が続々とコースイン。10分間で行われる予選は、残り5分を切ってアタックが始まると福住が1分45秒874をマークしトップに立つ。これにニック・キャシディ(PETRONAS TOM'S F314)、山下健太(PETRONAS TOM'S F314)とペトロナス2台が続いた。その後、キャシディが自己ベストを更新するも福住のタイムには及ばず2番手、3番手には山下が続く展開。また、今大会でB-Max Racing teamからスポット参戦している関口雄飛(B-MAX RACING F312)は予選5番手で本日の決勝に挑むことになった。
F3-NではDRAGON(B-MAX RACING F308)が最初に1分50秒698とタイムを刻むと、これに小河が続く。各車がアタックラップに入ると、小河が1分48秒255をマークしトップに浮上。これに三浦愛(EXEDY RACING F307)が1秒差の2番手、DRAGONは3番手となった。
10分間のインターバルをおいてスタートした第15戦の予選。各車がアタックに入った段階で、山下が1分45秒814をマークしトップに立つが、すぐに福住が1分45秒557でトップを奪うことに。結局、最後まで福住のタイムを上回るドライバーは現れず、2戦連続でポールポジションを獲得した。2番手には山下が続き、3番手は高星明誠(B-MAX NDDP F3)というトップ3。一方、現在ランキングトップのキャシディは予選5番手に留まった。
F3-Nでは三浦が1分49秒927でトップタイムをマークするも、最後の最後に小河が逆転で三浦のタイムを上回り、前戦でタイトルを獲得したチャンピオンの意地を見せた。第15戦のグリッドの上位3台は第14戦と変わらない顔ぶれ。F3-Nではすでにドライバータイトルは確定しているものの、ランキング2位はまだ決まっていない。権利は三浦とDRAGONに絞られているが、果たして勝利の女神はどちらに微笑むのか。F3-Nの第14戦の決勝は15時35分からスタートする。
