全日本F3選手権は21日、鈴鹿サーキットで合同テストが行われ、ウエットコンディションのもと千代勝正(B-MAX NDDP F3)がトップタイムをマークした。
今シーズン最後の合同テストとなった今回のテストには、合計13台のマシンが参加し、20名がドライビングを行った。また、B-MAXの22号車と23号車には、来季から全日本F3にも供給されるフォルクスワーゲンエンジンが搭載された。
午前9時から行われた3時間のセッションは雨。14時から2時間で行われた午後のセッションは、途中から雨はあがったものの、最後までレインタイヤでの走行となった。
最終的には、VWエンジンを搭載したマシンを駆り両セッションともに首位につけた千代が午後にマークした2分8秒121で1日を通してのトップタイムに。2番手にミッチェル・ギルバート(B-Max Racing team F312)、3番手にサム・マックラウド(KCMG F312)が続いた。
今季のFIA-F4選手権チャンピオンとなる坪井翔(TOM'S F312)は5番手、F3-Nからステップアップして現行規定のマシンに乗り込んだ三浦愛(EXEDY B-Max Racing F312)は7番手となっている。
F3-Nでは、甲野将哉(アルボルアルデアCMS)が1日を通しての首位につけた。2番手にアカシ・ネイル・ナンディ(B-Max Racing team F308)、3番手が片山義章(カタヤマ 305)となっている。