全日本F3選手権第8戦
決勝上位ドライバーコメント
■優勝:勝田貴元
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No37/PETRONAS TOM'S F312/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「開幕戦以来の2勝目を挙げることができました。岡山あたりからポールポジションを獲れるようになり、クルマの状況もだいぶつかめてきて、いい流れで富士のレースウィークを迎えることができたのですが、金曜の走行では新品タイヤでの最後のアタックでトラブルが出たり、調子は良かったのですがどこか歯車がかみ合わないような感じでした。ただ、感触はいいものをつかんでいたし、実は決勝前にトラブルの箇所を発見してもらっていて、レースでのクルマの動きは格段に良くなりました。スタートで抜くことはできなかったのですが、1周目の最終コーナーか、2周目に入った1コーナーで勝負できなかったら離されると思い、無理やりでしたが勝負を仕掛けて、なんとか前に出ることができました。だいぶクルマのいいところはつかめてきて優勝もできましたが、状況変化した時の対応などで中山選手に対してまだ追いついていないところもあるので、さらに上を目指して改善していきたいと思います」
■2位:中山雄一
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F312/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「スタートは、抜かれるほどではなかったのですがちょっとミスをしてしまって、後ろをけん制する形になりました。(並びかけられた)最終コーナーは後ろを見ていなくて、ターンインするときにいきなり出てきたという印象で、勝田選手を避けたことでペースを落としてしまいました。直線でスリップストリームを使って並びかけるところまでは行きましたが、抜けませんでしたね。コカコーラコーナーでもポジション取りが悪く、そこから先はダウンフォースも足りなかったので1秒ぐらいのギャップができてしまいました。逆転された時にタイヤを傷めてしまったので、そのあとも少しずつ離されていく展開になりました。今日は富士特有のいい経験ができたと思うので、これを明日につなげて挽回したいと思います」
■3位:野尻智紀
(TODA RACING/Car.No2/TODA FIGHTEX/TODA TR-F301)
「昨日の調子を考えると、4番手スタートというのはちょっと不満というか、もう少し何とかできた部分はあったかなという予選でしたが、レースには気持ちを切り替えて臨むことができました。千代選手が1周目からタイヤをロックさせたりしているように見えたので、抜くチャンスはあるなと思っていて、危ない場面もありましたがしっかりとオーバーテイクできたと思います。1コーナーでの駆け引きも結果的にうまく誘い込めましたね。そのあとはトップ2台にくっついていきたかったのですが、タイヤが新品の時にはグリップでごまかしの効く部分があったものの、グリップがなくなった時にはやはり(トムス2台とは)まだ差があるように感じました。明日はもう少し気温と路面温度が上がってくれたらなと思いますが、こればっかりは自分で何とかできるものではないので、チームと一緒にベストを尽くすだけですね。表彰台に上がって、いい流れを茂木に持って行けるレースにしたいです」
■4位:清原章太
(HFDP RACING/Car.No8/HFDP RACING F312/HONDA MF204D)
「昨日の練習から僕自身も決して調子は悪くなかったですし、改善する部分もはっきり見えていたので、今までとは違った展開になるかなと思っていたものの、予選では金曜日とコンディションが変わったため、全体的にタイムは良くなっていましたが、予想していたよりも自分の上がり幅が小さく、6番手という結果になりました。ただ、富士は岡山以上にバトルのできるコースですし、なんとか前に出ようと考えていました。スタートでは少し出遅れてしまいましたが、前が集団になっていたので千代選手を抜き、そのあとも集団についていければよかったのですが、自分の弱いところが出て、間隔が広がってしまいました。クルマはとてもいい状態に仕上がっているので、あとはコンディションに合わせるといったような、細かい調整や自分の腕でリカバリーできる部分です。その部分を磨いて、明日も頑張ります」
■7位(N-1位)ナニン・インドラ・パユーング
F3-Nクラス(TOM'S SPIRIT/Car.No38/PTT SPIRIT F307/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「予選と決勝と、初めて1番を獲れてとても嬉しかったです。開幕戦の鈴鹿では1~2秒ぐらいの差があったのが、今回同じペースで走れるようになっていて、自分の自信につながりました。金曜日の練習走行からクルマの調子が良く、自分自身もエンジニアやメカニックの皆さんといいコミュニケーションが取れていたと思います。富士は一番走っているコースなので、この結果は本当に嬉しいですね。僕も頑張りましたが、チームの皆さんが夜まで作業を続けてくれて、その努力に感謝しています。決勝では、スタートがいつもより上手くいき、コカコーラコーナーで高星選手の前に出ることができました。ただ、タイヤの使い方がうまくなかったのか終盤にタイムがすごく落ちて、高星選手に近づかれてしまったので、明日はタイヤをうまくセーブして最後までいいレースをしたいです」
■8位(N-2位):高星明誠
F3-Nクラス(NDDP RACING/Car.No23/S Road NDDP F3/トヨタトムス3S-GE)
「今回は金曜日からあまり調子が良くなく、ナニン選手とタイムが接近していたり、逆転されるところもありました。予選でも1回目は0.1秒負けてしまいましたが、インターバルでのアジャストがうまくいって2回目には勝つことができました。そういった状況で決勝レースになったのですが、自信のあったスタートでは並びかけることができただけで、1コーナーへはトップで入れたと思いますがアウト側から抜き返されてしまいました。前半はナニン選手に置いて行かれる形になっていましたが、レース中盤から勝負をかけようとタイヤもセーブしていたので、終盤のプッシュでだいぶ近づくことができました。ただ、近づいただけで終わってしまって。予選1位の記録や連勝記録は途切れてしまいましたが、シーズン中にはこういうことが絶対あるだろうと思っていたので、今は落ち込んでいません。明日に向けてもいつも通り頑張ります」
■9位(N-3位):小泉洋史
F3-Nクラス(HANASHIMA RACING/Car.No6/NetMove Hanashima Racing/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「鈴鹿に次いでというか、大好きな富士のコースなので、なんとか表彰台に上がるという気持ちでレースに臨みました。予選4番手からいい形でスタートを決めて、なんとか前のふたりについていければと思っていましたが、小河選手のスタートも決して悪くなく、1コーナーでなんとか前に出ることができましたね。1周目、2周目ぐらいまでは高星選手が目の前に見えたのですが、あっという間に消えてしまい、あとは小河選手とのマッチレースの状態で、セクター1や2は少しだけ僕の方が有利、セクター3は小河選手の方が速くて、毎回最終コーナーを立ち上がると小河選手が真後ろにいる状況でした。2~3回ほど1コーナーでも勝負をかけられましたが、なんとか最後まで抑えきった、全体を通してタフなレースになりました。鈴鹿、富士の合同テストからいいスタートを切れたと思っていましたが、若いドライバーは速くなっていくのは早いですね(笑)。誰が出てきてもみんな速い、そういうカテゴリーだと思っていますが、今回の表彰台をいいきっかけに、後半戦に向けて切り替えられたらいいと思います」
