ホンダは22日、スーパーGT500クラスにNSX-GTの後継車としてデビューさせるニューマシン、HSV-010を初公開した。

 1997年にJGTCにデビューして以来、一貫してホンダのスーパーGT活動を支え続けてきたNSXに代わるニューマシンがいよいよそのベールを脱いだ。迫力のフロントマスク、小さなキャビンと、その姿はコンセプトカー、アキュラ・アドバンスド・コンセプトスポーツを彷彿とさせる。

 今回ホンダからは公開されなかったものの、今週木曜日に発売される週刊オートスポーツNo.1236にはサイドビューの写真が掲載されており、それを見るとまた特徴的なリヤウイング位置、エキゾーストを見ることができる。

 ホンダでは今回の発表に対し、「HSV-010 GTはモータースポーツの原点である『速さ』を徹底的に追求し、お客様に夢と感動を提供していきたいとの想いで開発されたレース専用車である。またJAFが定めた『2010年レギュレーション(排気量3.4リッター、V型8気筒、FRレイアウト等)』に準拠しており、JAF-GT500基本車両資格登録の承認を得ている』としている。

 また、気になるネーミングのHSVは、Honda Sports Velocity(Velocityは速さ、速度の意味)の略称であることが明らかにされた。すでにテストをスタートさせていると言われているHSV-010 GTがどんなカラーリングを纏い、そしてどんな走りをみせるのか今から開幕が待ち遠しいところだ。

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