小林可夢偉が、トヨタF1のスポンサーを務めていたパナソニックおよびKDDIのサポートを受け、ルノーF1チームと契約するのではとの報道がなされている。
トヨタから2009年F1シーズン最後の2戦に出場し、印象的な走りで注目を集めた可夢偉は、来季トヨタでF1フル参戦を果たすものと見られていたが、その後、トヨタがF1撤退を発表、可夢偉のF1での将来が不透明になってしまった。
しかしフランスのオート・エブド誌が、トヨタF1チームの元スポンサーであるパナソニックとKDDIが可夢偉を支援することで、ルノー加入への道が開けるのではと報じている。
22日に富士スピードウェイで行われたトヨタ・モータースポーツフェスティバルにおいて、可夢偉は、「チームが決まらないと僕も動くのが難しいので、僕自身はしばらく“休憩”を取りたいと思います。12月になったらまた向こうに行って交渉すると思いますが、僕自身が動くことはあまりありません」とコメントしている。さらに、F1に残れる可能性は100パーセントあると自分自身では思っており、今はF1に乗ることしか考えていないとも述べている。
ルノーチームはすでにフェルナンド・アロンソの後任としてロバート・クビカと契約しているものの、親会社のルノー社が今後のF1活動について検討しており、年内には来季以降の参戦について何らかの発表を行う予定となっている。