難しいコンディションとなったムジェロF1合同テスト初日、ドライでの走行はあまりできなかったものの、小林可夢偉はザウバーが持ち込んだアップデートにポジティブな感触を得たと述べた。
ザウバーは新しいフロントウイング、リヤボディワーク、ディフューザーなどを持ち込んだ。可夢偉は、午前中はフルウエットタイヤでスタートし、インターミディエイトを経て、ミディアムタイヤで新ボディワークの比較作業を行った。しかし午後には天候が悪化、可夢偉がベースライン走行とプラクティススタートを行った後、午後3時に赤旗が提示。後にこれは解除されたものの、ザウバーはこの日のテストを打ち切ることを決めた。
可夢偉はこの日48周を走行、ミディアムタイヤでの1分24秒736がこの日のベストタイムとなった。
限られた走行しかできなかった可夢偉だが、ポジティブな感想を述べている。
「今日の走行から何かの感触を得るのは難しい。これからデータのチェックをする」と可夢偉。
「でも今のところネガティブな感触は持っておらず、ポジティブに感じている。明日はドライでもっと走れればいいね」
ザウバーは他のチームよりも早い段階で最新アップデートのテストに取り掛かった。
「僕らはデータを集めたかった。それが重要なことだ」と可夢偉は述べている。
「天候がどうなるのか分からないから、できるだけ多くの距離を走り、システムすべてがきちんと機能しているかどうかをチェックする必要がある」
「今回はテストすべきものがたくさんあるから、早く作業を始めた方がよかったんだ」