ケータハムでの初走行を終えた小林可夢偉が、ヘレステストを通して大きな注目を集めたルノーのパワーユニットの問題に関し、心配はしていないと語った。
今週ヘレスで行われた今年初のF1合同テストでルノーのパワーユニットに問題が発生、ルノーユーザーであるレッドブル、トロロッソ、ケータハムの走行が妨げられた。
しかし可夢偉は、ルノーには問題を解決するためのリソースとスキルがあると確信している。
「僕は心配していません」と可夢偉。
「彼らはこの数年最高の仕事をしているので、それほど心配はしていません」
「彼らはここに来る前に、プログラムが大きく後れていると言っていました。この結果に驚いたかと(彼らに)聞いたところ、答えはノーでした。こなせていないスケジュールがたくさんあり、遅れているから、と」
「これからの2週間、このデータを基に彼らがどれだけ多くの作業を行うか、バーレーンではどれだけ改善しているかを見ていく必要があります。バーレーンテストですべてがうまくいっていたら嬉しいですね」
「2週間、ルノーエンジンはもちろんのこと、僕らもレッドブルも、全員が作業に集中することが重要です。皆、走行距離が大幅に足りない状態ですから」
ヘレステストに参加したルノーユーザー、レッドブル、トロロッソ、ケータハムの中ではケータハムが最も多くの距離を走りこむことができた。4日間合計でレッドブルは21周、トロロッソは54周を走ったが、ケータハムは76周を重ねている。
ルノーのボス、ロブ・ホワイトは、次回のバーレーンテストではチームが十分な走行ができるよう、対策すると述べている。
「もちろんバーレーンに向けてやるべき作業のリストは膨大な量だ。ヘレスで予定していたができなかったものがたくさんある」とホワイト。
「次の段階は、我々が経験した問題の根本的原因を特定し、検証プロセスを強化するためのソリューションを確立し、バーレーンにはもっと通常に近い形で臨めるという自信を深めることだ」