ザウバーの小林可夢偉が2011年F1前半戦を振り返り、チームは昨年よりよくなっており、コンスタントに入賞できるようになってきているが、今後はさらに上を目指すことができると語った。
可夢偉は今季11戦中7戦でポイントを獲得、モナコでは5位に入っており、現在計27ポイントを上げ、ランキング11位に位置している。カナダの荒れたコンディションでは一時は2位を走り、さらに上の結果を期待させている。
「僕らは去年よりよくなっていると思う」と可夢偉がブラジルのTotalRaceのインタビューの中で語ったと、YallaF1.comが伝えている。
「シーズンをいい形でスタートし、中団のドライバーたちと競い合えた。さらにいい結果を達成することも、不可能な目標ではないと思う」
「去年僕らはいくつかミスをし、信頼性の問題にも見舞われた。今年はポイントを獲得し、コンスタントに前進してきている。来年には僕らはアプローチを変えて、さらに一歩前進することを目指す。主な目標はまだ決めていないので、それを定める必要がある」
「(エンジニアと)僕は常に会話をし、オープンに何でも話す。(マシンについて)どこを向上させた方がいいのかを話すとき、僕は常に正直に話すし、それによって開発がうまく進んできた。僕らはここ数戦ではあまり進歩していないから、リズムを取り戻さなければならない」
「(カナダでは)表彰台のチャンスが十分あった。雨が降り、コンディションが全員に平等になったんだ。僕らは(セバスチャン・)ベッテルとそれほど変わらないペースで走っていた。でもコースが乾き、チャンスがなくなった。ウエットコンディションでは可能性があったんだが……」