F1第2戦マレーシアGPの公式予選Q2は、マクラーレンのジェンソン・バトンがトップタイムをマーク。ザウバーの小林可夢偉は9番手につけ開幕戦に続きQ3進出を果たした。
トップ10入りをかけたQ2の戦いは15分。天候はQ1に引き続き曇りで路面もドライ、気温29度、路面温度37度、湿度71%というコンディションだ。
Q2はセッション開始直後から上位勢がハイレベルなバトルを繰り広げていく。マーク・ウエーバーに続いたセバスチャン・ベッテルが最初に1分35秒台に入れると、好調マクラーレンのバトンがそのベッテルをコンマ4秒上回る1分35秒569をマークしセッション序盤の争いでリードを奪う。
4番手以下にはフェラーリのフェリペ・マッサ、フェルナンド・アロンソが続き、ミハエル・シューマッハーが6番手。可夢偉は10番手とまずまずのポジションにつけ、最終アタックのタイミングをうかがう。
セッションは早くも終盤。トップ3のバトン、ベッテル、ウエーバーを除くドライバーがQ3進出をかけ2回目のアタックに向かった。ここではルイス・ハミルトンが2番手タイムをマークし、マクラーレン勢が1-2態勢を築く。
注目の可夢偉も最後に渾身のアタックを決め、ルノー勢に割って入る9番手タイムをマーク。見事、2戦連続でQ3に進出しエースの役割を果たした。
一方、Q3をかけた最後の争いはメルセデスの2台が争うかたちとなり、6番手タイムを出したニコ・ロズベルグに押し出されるかっこうでシューマッハーが11番手に脱落。これでシューマッハーは2戦連続のQ3を逃した。可夢偉のチームメイト、セルジオ・ペレスも16番手に終わっている。