鈴鹿サーキットは5日、2012年度のモータースポーツ顕彰に小林可夢偉を選出したと発表した。
モータースポーツの発展、新興、およびファン拡大につながる顕著な活躍、活動、功績を残した個人、団体に贈られるこの賞は、2012も東京運動記者クラブモータースポーツ分科会、日本モータースポーツ記者会(JMS)、日本レース写真家協会(JRPA)、RRPA日本ロードレースプレス協会員によって選ばれた。
そのなか、名誉ある2012年のモータースポーツ顕彰には、昨年のF1日本グランプリで佐藤琢磨以来、日本人3人目となる表彰台を獲得した可夢偉が選出された。可夢偉は、開場50周年を迎えた鈴鹿サーキットに新たな歴史を刻むとともに、日本人唯一のF1ドライバーとして様々な活動に取り組み、モータースポーツ啓蒙にも注力。今後もさらなる活躍が期待される。
また、2012年に特別な活躍を見せた個人・団体に贈られるモータースポーツ特別顕彰には、昨年3年ぶりの1000kmレースとして開催された「第41回インターナショナル ポッカ 1000km」でポール・トゥ・ウィンを果たし、スーパーGTシリーズ初となる2年連続のドライバーチャンピオン(柳田真孝/R・クインタレッリ)、そしてチームチャンピオンを獲得したMOLAが選ばれた。2輪はトリックスターレーシングが受賞。
その他、長年に渡りモータースポーツの発展に貢献した個人・団体に贈られるモータースポーツ功労顕彰には、F1日本GPの風物詩とも言えるクラシックカーでのドライバーズパレードを2002年からクラブとして行っているフィオレンティーナ470クラブに。
また、2012年および2013年の更なる活躍が期待される2013年ライジングアワードには、SRS-F(鈴鹿サーキットレーシングスクール フォーミュラ)を首席で卒業後、2012年のスーパーFJ鈴鹿シリーズでチャンピオンを獲得した石川京侍に贈られた。2輪は山田誓己が受賞。
なお、各受彰者は、3月3日(日)に鈴鹿のレーシングコースポディウムで行われる授彰式に参加する予定だ。