現在、来季ケータハムの最も有力なドライバー候補は小林可夢偉とマーカス・エリクソンであると報じられる一方で、ヘイキ・コバライネンは希望を失っていないと述べている。
FOXSports.comは、ケータハムはスウェーデン出身23歳でここ数年GP2で走っているエリクソンを起用する見込みであり、チームメイトとして経験あるドライバーを走らせたいと考えていると報じている。
ケータハムでレースドライバーを務めた後、今年はリザーブドライバー契約を結んだコバライネンが有力候補であると考えられてきたが、コバライネンが資金を全く持ち込めないことが障害となっているようだ。
チームの株主であるトニー・フェルナンデスらはケータハムF1チームに多額の予算をつぎ込み続けることを望んでおらず、経験も資金も持ち合わせたドライバーを希望、これがスポンサーを持たないコバライネンやポール・ディ・レスタには不利に働いているといわれる。
FOXSports.comは情報筋から得た情報として、可夢偉は600万ユーロ(約8億5600万円)を持ち込める状況であり、ケータハムのシートをつかむだろうと伝えている。
ケータハムでレースドライバーに復帰する可能性が低くなってきているといわれているコバライネンだが、チームとの交渉はまだ継続していると述べている。
「F1参戦のためのトレーニングプログラムを可能な限り続けている」とコバライネンがMTV3に語ったとCrash.netが伝えた。
「通常のF1ドライバーとしての冬を送る。ここ数年と違うのは、今の段階で来季の契約を結んでいないことだ」
「でもキャリアの中でこういうことを経験するのは初めてじゃない。その時も自分の将来がどうなるのか分からなかったが、結局何らかの結果を得られた」
「一番本格的に交渉しているのはケータハムだ。でも(契約に至るには)さまざまな要素がうまくまとまらなければならない。いずれにしてもテストが始まる1月末までにははっきりするはずだ。僕はキャリアを終えるつもりはない」