21日から、台湾の大鵬湾国際サーキット(ペンベイ・サーキット)で開催されている、台湾最大のレース『TSFアジアオールスターチャレンジ』。GT3車両、ポルシェ、フェラーリ、アウディのワンメイク車両で争われているGTマスターカップでは、平中克幸が駆るGAINER DIXCEL SLSがポールポジションを獲得した。

 このアジアオールスターチャレンジは、台湾のペンベイ・サーキットで行われているレースで、GT3/ワンメイク車のGTマスターには、多くの日本人ドライバーが地元台湾のジェントルマンドライバーたちと組んで参加。また、スーパー耐久車両も出場するSTカップなど、二輪も含めて4つのレースが行われている。

 21日に行われたGTマスターカップの予選は、AドライバーとBドライバーに分かれて予選が行われた。Aドライバー予選では、平中が駆るGAINER DIXCEL SLSが、スーパーGTトップコンテンダーの実力をまざまざと見せつけ1分38秒745と、2番手以下に2秒の差をつけ地元オーガナイザーも驚くベストタイムをマーク。「あまり持ち込んでいるタイヤも多くなかったので」と3周でアタックを終える余裕もみせた。

「初めて走るコースですが、事前に『130R YOKOHAMA』でシミュレーターを経験しておいたので、その成果がすごく出ましたね。初めて走る時からある程度の速度で走れたと思います。今回ドライブするジョージに週末多く乗ってもらっていたので、まだ計測数周しか走れてはいないんですが。コースはフラットな形状ですが、路面はバンピーで、コース中盤以降はすごく狭い。日本にはない感じですね」と平中。

 多くのエントラントが集まっている中で、2番手以下に大きな差をつけたが、「僕たちは日本のスーパーGTのパッケージで来ているので、クルマもしっかりしていますし、違いはみせられたのかな、と思います」と平中は笑顔で語ってくれた。

 2番手には、同じくスーパーGTで活躍する藤井誠暢駆るクラフトレーシングのフォードGTが続き、3番手にも同じクラフトレーシングのフォードを駆る横溝直輝がつけた。ポルシェカップカー168号車を駆る吉本大樹は総合6番手。フェラーリ勢では、脇阪寿一の1号車がフェラーリ最速で8番手。密山祥吾が11番手となった。

 Bドライバー予選では、アウディR8 LMSウルトラを駆る元DTMドライバーのラヘル・フレイと組む77号車、ジェフリー・リーがポールポジションを獲得。GAINER DIXCEL SLSをドライブするエントラントオーナーでもあるジョージ・チョウが2番手につけた。

 スーパー耐久車両が参加するSTカップクラスでは、植田正幸/川口正敬組トレイシー・スポーツのレクサスIS350が、WTCC用のBMW320siを持ち込んでいるエクステンド・レーシングを抑えポールポジションを獲得している。

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