2011 AUTOBACS SUPER GT Round.2
FUJI GT 400KM RACE
2011.4.30 sat, 5.1 sun / FUJI Speedway
2011 AUTOBACS SUPER GT Round.2
FUJI GT 400KM RACE
Race Report : Yuya Sakamoto
わたくし、坂本祐也は、2011年SUPER GTシリーズへ、昨年に引き続き、Team JLOC(Japan Lamborghini Owner'sClub)から、カーナンバー86、JLOCランボルギーニRG-3のドライバーとして参戦いたします。パートナーは過去にGT300クラスシリーズチャンピオンを獲得した実績を持つベテランの青木孝行選手です。
Team JLOCに加入させていただき、今年でフル参戦3年目となります。今シーズンこそは最低でも表彰台の一角に上がれるように、そして初優勝を目指して、日々精進して取り組んでいく所存でございます。
今シーズンの参戦にあたり、Team JLOCをはじめ、多くの皆さまのサポートに感謝申し上げます。そして今後とも引き続きご支援、ご指導を賜りたく、心よりお願い申し上げます。
坂本 祐也 Yuya Sakamoto
1978年5月25日生まれ
岩手県出身
身長:168cm / 体重:59kg
血液型:RH+O
チームエントラント名 : JLOC
車名 : JLOCランボルギーニRG-3
カーNO. : 86
ドライバー : 坂本 祐也
青木 孝行
タイヤ : YOKOHAMA
3月11日に発生した東日本大震災の影響により、事前の合同テストがキャンセルとなり、4月の開幕戦、岡山ラウンドは延期となった。そのため、今回の第2戦富士ラウンドが事実上開幕戦となる。
各チーム入念なテスト走行が十分に行えていない。我々のチームも2月に一度、プライベートテストを行ったのみとなり、十分な走りこみが出来ていない。今回は合同テストがキャンセルとなったため、金曜に特別枠でフリー走行の時間が2回設けられた。セットアップを進め、途中小さなトラブルは発生したが、1回目13位、2回目6位とまずまずの手応えを感じる事が出来た。
土曜の公式練習では、1'44.0というタイムで8位となり、予選での上位進出に期待がかかった。迎えた公式予選。初めの混走の時間帯でまずは青木選手がNEWタイヤでアタック。1周目に1'44.3をマークし、続く2周目もアタックに向かったが、マシンの異常を感じ、急遽ピットイン。1コーナーブレーキング時に大きな音と共にフロアを擦ったとのドライバー情報。マシンを一通りチェックするも大きな異常は感じられず。また、午前の走行までは感じることがなかった、マシンが跳ね出したというコメントから、セットを少し変更し、NEWタイヤを装着して、再びコースへと戻った。GT300の走行時間帯、アタックドライバーは坂本。計測2周目に1'44.1をマークするも、マシンの安定性に精彩を欠き、狙っていた43秒台には届かず、12位で予選を終えることとなった。
午前までのグリップ感がなく、マシンが跳ねる症状も結局治まらず、プッシュはしたが目標タイムには届かなかった。結果、上位10台までが進出するスーパーラップに残ることが出来ず、悔しい結果となってしまった。雨が降ったり、止んだりの決勝当日。微妙なコンディションの中、30分間のフリー走行では、FIA-GT3車両勢がトップ5を独占する中、インターミディエイトタイヤ(浅溝)での走行でそれに次ぐ6番手タイムを記録。ウェット路面での決勝に期待がかかった。
決勝スタートはさらに雨が強くなり、セーフティーカー先導での走行が5周ほど続いた後、スタートが切られた。ファーストスティントは坂本が担当。前車が巻き上げる水しぶきにより、視界は全くと言っていいほど見えず、前車のテールランプだけが頼りの走行を余儀なくされる。それでもオープニングラップでは8位まで順位を上げ、さらにプッシュを続ける。しかし、翌周のプリウスコーナー進入でスピンを喫し、後方にドロップしてしまった。再スタートを切り、追い上げを図るも、スタート直後から曇り出したウィンドウで、視界はさらに悪化。ペースが思ったように上げられない。そのうえ、シフトアップした際にクラッチが滑り出し、スタートが切られてから6周目、クラッチトラブルのためピットに戻り、そのままレースを終える事となってしまった。
金曜の走行から、トラブルもあり、満足な走行データを得られることが出来ず、自分自身100%乗りきれなかった部分もあり、反省しなければならない点も多くあった。その点も踏まえ、マシン、ドライビング共に改善し、次戦岡山では上位を狙いたい。
