更新日: 2018.02.17 10:01
大嶋「トップ6は確実だったと思うと残念です」
LEXUS TEAM LeMans ENEOS
2015年 SUPER GTシリーズ
第5戦 レースレポート
開催日
予選:2015年 8月 29日(土)
決勝:2015年 8月 30日(日)
サーキット
鈴鹿サーキット(1周5.807km)
決勝レース 周回数
163周(946.541km)
(決勝予定周回数173。18:25の決勝レース制限時間にてレース終了)
ドライバー
大嶋 和也 / 国本 雄資
順位
予選:15位 / 決勝:リタイア
シリーズランキング
大嶋 和也:10位/19ポイント(今回0)
国本 雄資:10位/19ポイント(今回0)
チーム:11位/27ポイント(今回0)
■不運の連続に苦しめられた週末、鈴鹿1000kmは悔しいリタイアに
前戦の第4戦富士ではアクシデントによって13位フィニッシュとなり、今季初めてノーポイントに終わったLEXUS TEAM LeMans ENEOS。それだけに是が非でも挽回をと臨んだ第5戦、シリーズ最長の戦いとなる伝統の鈴鹿1000kmだったが、土曜の公式練習では好調なスタートを見せるが、予選~決勝と予想外のアクシデントやトラブルに苦しめられた結果、ENEOS SUSTINA RC Fは、残念ながら今シーズン初となるリタイアを喫することとなった。
予選(天気:曇り / コース:ドライ)
曇り空の下、気温24℃、路面温度25℃と予想以上の涼しさとなった土曜午前の公式練習。夜半に降った雨の影響で黒く湿った路面が残る中、ENEOS SUSTINA RC Fはセッション序盤、大嶋が各種タイヤの皮むき作業を行ってからセットアップの確認などのメニューを消化。GT300のクラッシュによる赤旗中断を挟んで、引き続き大嶋が周回を重ねる中で午前10時05分には1分49秒125と、その時点でのトップタイムを刻むなど、ENEOS SUSTINA RC Fは順調に速さを見せる。
2回目の赤旗中断後は、国本がステアリングを握ってフィーリングをチェックし、ラスト10分間のGT500専有時間帯にもシケインでバランスを崩しながらも1分48秒991をマーク。満を持してQ1に臨んだLEXUS TEAM LeMans ENEOSだったが、Q1を担当した国本が計測2周目のS字コーナーでまさかのコースアウトを喫してしまう。ここで赤旗が提示され、その原因となったENEOS SUSTINA RC Fはその後のアタックが許されず、決勝は15番グリッドからのスタートとなってしまった。
決勝(天気:雨~晴れ / コース:ウェット~ドライ)
夜半から断続的に降る雨の影響でセミウエットとなった決勝日の鈴鹿。1000kmの長丁場の戦いを前に、午前11時08分から20分間のウォームアップでコースインしようとしたENEOS SUSTINA RC Fだったが、国本がピットアウトしようとしたところでミッションに予想外のトラブルが発生してしまう。チームは必死の修復作業を行い、なんとかピットスタートでENEOS SUSTINA RC Fを決勝に送り出すことに成功、スタートドライバーの大嶋は最後方からの追い上げながら、上位陣と遜色の無いラップタイムを刻んでポジションを回復していく。
8番手まで追い上げて31周目のピットインをこなしたENEOS SUSTINA RC Fは、13番手でレース復帰後、国本のドライブでポイント圏内の10番手まで追い上げていた矢先の51周目、突然最終コーナー立ち上がりでシフト不良に起因する駆動系トラブルに見舞われ、ストレートエンドでストップ。最後まで不運から逃れられなかったLEXUS TEAM LeMans ENEOSは、速さを見せながらも無念のリタイアに終わった。