全日本選手権フォーミュラ・ニッポンに参戦するTeam LeMansの大嶋和也のマシンカラーリングが、16日に開幕したJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPで、アルビレックス・レーシングチームのスペシャルカラーリングが施された。
新潟にあるカートコース、スピードパーク新潟が運営するアルビレックス・レーシングチームは、Jリーグ1部アルビレックス新潟とのコラボレートしたチーム。アルビレックスは総合スポーツクラブとして野球チームやバスケットボールチームもあり、レーシングチームはそのひとつとして名を連ねている。
アルビレックス・レーシングチームはジュニアフォーミュラを中心にこれまで活動してきたが、スピードパーク新潟の中村寿和代表と、新潟出身の土沼廣芳Team LeMans代表とは10年来のつき合いという。今季もTeam LeMansの大嶋車にはアルビレックス・レーシングチームのロゴが貼られていたが、中村代表の「ジュニアフォーミュラで活躍している子たちに夢を与えたいのと、新潟のモータースポーツを盛り上げられたら」という思いから今回のコラボレーションが実現。JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPでの限定で、このアルビレックスカラーが実現することになった。
今季ノースポンサーだった大嶋車のサイドやウイング部分に、アルビレックスの象徴であるオレンジが施され、見た目の印象は一新。大嶋もオレンジが施された新しいレーシングスーツに身を包み、「今年はまだ勝てていないので、優勝を目指します」と意気込みを語った。
フォーミュラ・ニッポンとJリーグチームのコラボレーションでは、FニッポンとJ1川崎フロンターレがコラボレーションし、6月30日には等々力競技場でのJリーグ会場でデモランしたほか、そのデモランに参加した中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)、塚越広大(DOCOMO DANDELION)のマシンにはずっと川崎フロンターレのステッカーが貼ってあり、今回のJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPでは70人超の川崎サポーターが応援に訪れる。
そんな中、“ライバル”として出現したアルビレックス号。折しもこの週末の17日には、東北電力ビッグスワンでアルビレックス新潟vs川崎フロンターレの試合もある。新潟vs川崎の戦いが富士スピードウェイでも実現することになった。