NAKAJIMA RACING
2014 全日本選手権スーパーフォーミュラ 第4戦 ツインリンクもてぎ
レースレポート
8月24日(日)天気:晴れのち曇り一時雨
◇今回も悔しい予選となったNAKAJIMA RACING だが、なんとかいいレースをして、1つでも前のポジションでチェッカーを受けたいところ。朝のフリー走行では大祐5番手、小暮14番手タイムをマークし、いよいよレースを迎える。
その決勝レースは15時にスタートが切られた。しかしスタートがうまくいかず、順位を落として15番手となった小暮はなかなかペースが上がらず、厳しい走行を強いられる。10周を過ぎた頃からピットインするマシンが現れ出し、8番手を走行していた小暮は24周目にピットイン。しかし、そのピット作業で手間取ってしまい、大きく順位を落としてしまうこととなり、15番手に舞い戻ってしまう。
一方の大祐はスタートしてしばらくは12番手を走行、まわりのマシンがピットインをし出した頃には7番手まで順位を上げる。その後、ピットインのタイミングを引き延ばす作戦をとり、一時は2番手を走行。ペースもよく、順調に周回を重ねていき、38周目にピットインを行う。作業が終わり、走り出そうとした際にエンジンがストップ。大きくタイムロスして、順位を落とし、16番手となるも、諦めない走りで粘り強く前を追いかけていく。大きくレースが動いたのは、40周目。突然、土砂降りの雨がコース上を襲い、レインタイヤを交換するために各チームのマシンが一斉にピットに入ることに。全車がコースに復帰した時点で、小暮は11番手、大祐は16番手。雨はおさまることはなく、45周目にセーフティーカーがコースに入り、セーフティーカー先導で周回を重ねていったが、天候は好転せず、そのままチェッカーとなった。波乱の終盤となったが、チームにとっては今季初の2台揃っての完走となった。
◇観客動員数
8月23日(土)予選10,000人
8月24日(日)決勝16,000人
◇コメント
#31 ドライバー 中嶋大祐
「途中まではとても良いペースで周回を重ねることが出来ていて、ドライのままでも上位フィニッシュが狙える内容でした。雨を待ってギリギリまでピットストップを延ばしたのですが、燃料の関係で雨の降り始めまであと数周足りませんでした。このタイミングが合っていれば優勝も狙えていたので、残念です。最初のピットストップでは発進の際にエンジンが止まってしまいタイムロスがありました。単純に自分のミスかと思っていたのですが、どうやら他の部分に原因があったようなので次回までに対策をしなければなりません。今回、結果にはつながりませんでしたが、着実にパフォーマンスは上がってきていますので、次戦は何としてもポイントを獲得出来るように頑張ります。ご声援を宜しくお願いします」
#32 ドライバー 小暮卓史
「どのような展開になっても、やはり予選で上位に並ばなければならないといけないと改めて思わされたレースでした。少しずついいところは見えてきてはいるのですが、なかなか安定することがなく、つらいレースが続いてはいます。自分にできることを精一杯続けて、最高の走りができるよう頑張っていきます」
中嶋悟 総監督
「レース終盤に降った大雨で波乱のレースとなりましたが、きっちり仕事をこなしたチームが上位にいたという印象です。我がチームは、計画通りには進んではいたのですが、エンジンが止まってしまい、目標を達成することはできなかった上、スタッフのミスもあったので、またしてもスッキリしないレースとなってしまいました。次戦は早くも後半戦に突入するので、何とか上位に食い込んでいけるレースをしたいと思っています。今大会も多くのご声援をありがとうございました。次戦も宜しくお願い致します」
※次回のスーパーフォーミュラは9月13日・14日にオートポリスで開催されます。