スーパーGT第4戦スポーツランドSUGOは30日、予選1回目が行われ、途中長い赤旗が出るなど荒れたセッションとなったが、午前中トップのS Road MOLA GT-Rがまたもトップタイムをマーク。RAYBRIG HSV-010、カルソニックIMPUL GT-Rと続いた。

 午前中は雨模様となっていたスポーツランドSUGOは昼に雨が上がり、12時25分にスタートした予選1回目はほぼドライという路面コンディションとなった。多くのマシンがすぐにスリックタイヤを装着し予選通過基準タイムクリアにかかった。

 午前とまったくコンディションが異なる中で、注目が集まったのはタイヤメーカーによるパフォーマンスの違い。午前はミシュラン勢が素晴らしいタイムを出していたが、午後にドライとなるとブリヂストン装着車がパフォーマンスを回復。カルソニックIMPUL GT-Rがトップに立ち、ZENT CERUMO SC430、KEIHIN HSV-010と続いていく。さらに、開始20分過ぎにはD'STATION KeePer SC430が2番手に浮上した。

 しかし、ここで再びスポーツランドSUGOに雨が降り始め、予選通過基準タイムクリアが果たせていないチームはかなり慌ててピットイン、ドライバー交代を実施。しかしそんな中、#88 JLOCランボルギーニRG-3がS字でスピン。縁石上に亀の子となってしまい、この回収のために赤旗が提示された。

 セッション再開後、多くのマシンが再度アタックを敢行。1〜2回のアタックを終えた直後にGT300クラスの専有走行がスタートした。この10分間の走行で、GT300クラスのトップを奪ったのはエヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電。次いで混走帯でトップだったSG CHANGI IS350、3番手にはR&D SPORT LEGACY B4というトップ3に。

 GT300の専有走行の終盤、馬の背で横溝直輝がアタックしていたサンダーアジアMT900Mがコースアウト、グラベルに埋まってしまい、この回収のためGT300クラスの専有走行が終わった時点で赤旗提示となった。なお、サンダーアジアMT900Mはスーパーラップ進出圏内にいたものの、最後に逆転され2戦連続のSL進出はならなかった。

 この時の赤旗は、最終コーナー付近にかなり長くオイルが出ていたため、この処理のために30分ほど続くことに。13時39分に赤旗再開となり、各車が一気にタイムを上げタイミングシートが変動し始める。そんな中、伊沢拓也駆るRAYBRIG HSV-010がトップに躍り出るものの、それをコンマ7秒近く上回ってきたのは好調S Road MOLA GT-R! RAYBRIG HSV-010、カルソニックIMPUL GT-Rというトップ3で予選1回目を終えることとなった。4番手にはEPSON HSV-010、5番手にはADVAN KONDO GT-Rが続いている。

 なお、このセッション中の赤旗により大幅にタイムスケジュールが変更されているようで、スーパーラップの前に行われる予定だったポルシェカレラカップ ジャパンはスーパーラップ後に変更、スーパーラップはオンタイムで行われるようだ。

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