15日の国際控訴裁判所の判決によってオーストラリアGPでの失格が確定したダニエル・リカルドが、もう過ぎたことであり、今後もっとポイントを重ねるために努力するだけだと語った。
オーストラリアGPでリカルドのマシンにおいて燃料流量が決められた最大流量をコンスタントに超えていたとFIAから判断され、リカルドは2位のリザルトを除外された。
レッドブルは、FIAが導入した流量計の精度に問題があり、自分たちのデータによると違反は犯していないと主張、失格裁定に対して不服申し立てを行ったが、今月14日の審理の結果、国際控訴裁判所はスチュワードの判断を支持するとの決定を下した。
中国GPを前にした木曜記者会見において、この件について聞かれたリカルドは、もうショックは乗り越えたと語った。
「もちろん少しがっかりした。でも僕はすでにあの件を過去のこととして前に進んでいる」とリカルド。
「メルボルンの日曜夜にダメージを受け、幸せの絶頂から奈落の底へと突き落とされた。でももう既に乗り越えたよ」
「(いい結果が出ることを)願ってはいたけれど、あまり期待していなかった」
「今、僕は上海にいる。『たられば』はない。ここにいるのが現実なんだ。僕の獲得ポイントはまだ12点。早く挽回しなければならない」