メルセデス・モータースポーツ・バイスプレジデント、ノルベルト・ハウグは、カナダGPでのミハエル・シューマッハーのパフォーマンスを褒め称えた。シューマッハーに契約延長のうわさも浮上しているが、本人はまだそれについては話し合っていないと述べている。
カナダでシューマッハーは一時は2位を走行、結局4位フィニッシュとなったものの、チームメイトのニコ・ロズベルグより上位を獲得、今季ベストリザルトを達成した。
「スポーツではこういうことが起こるものだ。あっという間に状況が変わる」とハウグ。シューマッハーはトルコGP後にレースに大きな喜びを感じないと発言、早期引退のうわさが浮上していた。
「結局は結果が必要なのだ。ここでの結果は非常にいいものだった。DTMのラルフ(・シューマッハー)も一時は批判を受けたが、今はいい結果を上げている」
「ミハエルは本領を発揮した。彼はやれるということが証明された。我々がいいマシンさえ提供できれば、彼はいい結果を出せるということがはっきりしたのだ」
シューマッハーがいいパフォーマンスを見せたことで、早期引退ではなく逆に2013年まで契約を延長するのではないかとの推測も出てきている。
しかしカナダにおいてシューマッハーは、成功を収めるには契約している3年間だけでは足りないかもしれないと述べたが、それが契約延長をほのめかすものではないと説明した。
「うわさは聞いているし、それが僕のコメントから解釈されたものだということも承知している」とシューマッハー。
「でも僕はそういう意味で言ったのではない」
「僕は3年契約を結んでおり、適切なタイミングで今後のことを話し合うと言ったのだ」