8日、富士スピードウェイで『ママチャリグランプリ2011 チーム対抗7時間耐久』レースが行われ、1400台を超えるエントリーが集まり、盛大にレースが開催された。
このママチャリグランプリは、例年この季節に富士スピードウェイで開催され、多くのエントリーを集める人気レース。厳しく規定で定められた“ママチャリ”だけが参加できるこの自転車レースは、今年も1400台を超えるエントリーが集まり、前夜から泊まり込みで準備を進め、スーパーGTやFニッポンで活躍する平手晃平がペースカーをドライブし先導する中、朝8時のスタートを迎えた。
パドックや駐車場中にテントを立て、鍋やバーベキューで暖を取りながら声援を送るチームメイトが見守る中レースが展開されていくが、このレースは真剣にタイムを狙うチームがある一方で、アニメのコスプレや好きなスポーツチームのユニフォームに身を包むなど、思い思いの参加者の姿が見られた。
レースは7時間耐久レースということもあり、1周4.5kmのコースを各チーム交代しながら周回。最後にチェッカーフラッグが振られると、会場は大きな盛り上がりをみせた。
ふだんはモータースポーツが行われている富士スピードウェイだけに、この日はモータースポーツ関係者の参加も多く、フォーミュラ・ニッポンにエンジンを供給するトヨタ・モータースポーツのスタッフは、3台のママチャリを用意しエントリー。2011年のFニッポンでトヨタエンジンを搭載し、トップ3に入ったマシンのカラーリングを施し、チームから借りたというメカスーツで自転車を漕いだ。
レース終了後には、デモンストレーションとしてフォーミュラ・ニッポンマシンが2台登場。8号車は大嶋和也が、33号車は国本雄資がドライブし、参加者たちが苦労して漕いだメインストレートを300km近いスピードで通過し、フォーミュラ・ニッポンマシンの凄さを見せつけていた。
なお、このレースに参加したオートスポーツチームは、79位でチェッカーを受けた。
