“東日本大震災復興支援大会”
2011 AUTOBACS SUPER GT Rd.2開催結果
予選4月30日（土・晴）/決勝5月1日（日・曇のち雨）

　今シーズン事実上の開幕戦となった「2011 AUTOBACS SUPER GT Rd.2 FUJI GT 400km RACE」は、“東日本大震災復興支援大会”として富士スピードウェイで4月30日〜5月1日に開催し、2日間で60,000人（予選日24,000、決勝36,000）のお客様にご来場いただきました。
　ドライバーやスタッフ、大会関係者が喪章を装着し、レース車両のフロントガラスには「がんばろう！日本」ステッカーが貼られ、決勝日は昨シーズンのGT500クラスシリーズチャンピオン小暮卓史選手による被災地へ向けたメッセージに続き、1分間の黙祷が捧げられた後に決勝レースがスタートしました。
　レースは、GT500クラスがMOTUL AUTECH GT-R（#23）の本山哲/ブノワ・トレルイエ選手組、GT300クラスではHANKOOK PORSCHE（#33）の影山正美/藤井誠暢選手組が優勝を飾りました。
また、イベント広場では岩手、宮城、福島各県の物産展「がんばろう市」を開催。運営は宮城県から駆けつけたスタッフに加え、静岡県、小山町、御殿場市、裾野市の各職員がボランティアとして協力し、三県から直送された商品（約160万円分）は完売となり、モータースポーツファンの善意を象徴する結果となりました。
　さらに、場内での募金活動をはじめ、習熟走行が行われた4月29日の入場料（全額）や大会中のメインスタンド2階指定席、大会公式プログラム、復興支援ステッカーの売上げの一部など、総額約570万円の義援金が集まり、“東日本大震災支援モータースポーツ口座”を通じ日本赤十字社に寄付します。このほか、各チームによるピットウォークなどでの募金活動が行われました。
　今シーズンのSUPER GTシリーズは、本大会を含む全8戦と11月開催予定の“JAFグランプリ富士スプリントカップ”が、東日本復興支援大会として開催されます。

【富士スピードウェイ代表取締役社長 加藤裕明コメント】
　本大会を無事終えることができましたこと、そして、場内で実施した各種支援活動に多大なご理解とご協力を賜りましたことに対し、ご来場のお客様をはじめ関係者の皆様に心からお礼申し上げます。
　本大会での義援金約570万円に加え、大震災以降実施してまいりました募金活動およびスポーツ走行などの売上げの一部約190万円を合わせた計約760万円を日本赤十字社に寄付させていただきます。
　このほか、震災直後に実施した被災地への飲料水支援などを含めた支援総額は約1,000万円相当になりましたことを併せてご報告させていただきますとともに、皆様のご協力に改めてお礼申し上げます。
　今後も被災地のお役に立てますよう、引き続き支援活動を展開してまいります。