NAKAJIMA RACING
2013全日本選手権スーパーフォーミュラ 第4戦 ツインリンクもてぎ
レースレポート
8月4日(日)天気:晴れ時々雨
◇晴天で始まった決勝日。うだるような蒸し暑さの中、朝のフリー走行が開始。大祐4番手、小暮8番手タイムで確認を終え、決勝スタートを迎える。
スタート進行が始まる直前になって、雲行きが急に怪しくなり出し、グリッドウォーク中には大粒の雨が降り出す中、レーススタート。アッという間に路面が濡れて滑りやすくなったため、コースアウトするマシンが続き、10周が終わる頃には小暮は6番手、大祐は9番手にポジションアップ。2台は冷静にマシンをドライブし、着々と周回を続ける。そんな中、雨は上がり、徐々に路面も乾いていく。
先に動き出したのは31号車の大祐。14周目にピットイン。タイヤ交換と給油を行い13番手でコースに復帰し、前を懸命に追いかける。上位陣がピットインを終えた時点でポジションは10位。諦めない走りで、プッシュし続けたが、ポジションアップはならず、10位でチェッカーを受けた。
一方の小暮は6番手を守りながら36周目にピットイン、そのままの順位でコースに戻る。5番手を走っていたマシンがピットインを終え、目の前にコースインしたがそれをオーバーテイクしてポジションを1つ上げ、残り周回を精一杯走り切り、そのままチェッカー。開幕戦以来のポイント獲得となった。
◇観客動員数
8月3日(土)予選9,500人
8月4日(日)決勝15,500人
◇コメント
#31 ドライバー 中嶋大祐
「スタート直後、まだ路面が濡れている時に9位までポジションを上げることが出来ました。ポイント獲得を狙って早めにピットストップを行なったのですが、ピットアウトしてから5周ほどのラップタイムが思うように上がらず裏目に出てしまいました。10位という順位には満足出来ませんが、レース終盤のペースは良かったですし、収穫もたくさんあるレースでした。今回得たデータを活かし、次戦はポイント獲得を目指します」
#32 ドライバー 小暮卓史
「スタートは悪くなく、ハーフウェットのコンディションに気を遣いながらもペースも悪くなかったので状況を窺う周回が続くことになりました。コースの後半において、路面が濡れていたので慎重になりながらも、前方を走行していた車のトラブルで順位を上げることができました。その後、ドライに路面が変化し、ペースも悪くなかったのですが、前車に引っかかり思うように進むことができず我慢の走行となりました。素早くピット作業を終えてくれ、コースに戻れたので、その後はうまくプッシュができました。アウトラップのクルマを3コーナーでパスできたのは、作戦通りだったと思います。その後は自分のペースで走ることができ、前を追い抜きたかったのですが、ギャップが大きくパスはできませんでした。今回、いろいろな大きなセッティング変更、および今まで思いもしなかったマシンセッティングの方向性が発見できました。次戦の菅生においては、大きな希望と期待が持てそうです」
中嶋悟 総監督
「うまく噛み合わないレースが続いていましたが、それぞれの頑張りでポイントを獲得することができ、前戦に感じた明るい兆しがより濃くなった気がします。残りレースが少なくなってきましたが、諦めることなくチームの力を合わせて、まずは1勝を掴みとれるよう頑張っていきたいと思います。暑い中の多くのご声援を本当にありがとうございました。次戦もよろしくお願い致します」
◇次回のスーパーフォーミュラは9月28日・29日にスポーツランド菅生で開催されます。
