2011全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦オートポリス
レースレポート
6月5日(日)天気:雨のち曇り
◇朝から雨が降り続いた決勝日。駆け付けた九州の大勢の観客が見守る中、小暮は3番、大祐は10番グリッドからスタートを待つ。
レース開始直前には雨が小降りになったものの路面はまだウェットの状態で、ウェットタイヤでスタートを切った。大祐を含む5台が1ラップ目にドライタイヤに交換するためにピットに入った。続いて小暮をピットに呼び戻しドライタイヤに交換する予定であったが、その周のダウンヒルストレート手前のヘアピンでスピン、エンジンストールでリタイアとなった。ポジションを上げて5位を走っていた大祐も1コーナーで単独スピン、グラベルにつかまりリタイアとなり中嶋レーシングのオートポリスラウンドは終了した。
◇観客動員数:
6月4日(土)予選9,116人
6月5日(日)決勝13,030人
◇コメント
チームディレクター:藤井一三
「なす術がありませんでした。たらればですが、何もなければトップ争いができていたと思います。この悔しさは次回のレースにぶつけようと思います」
#31ドライバー中嶋大祐
「ピットストップのタイミングが良く、スタート後の数ラップで大きく順位を上げることが出来ました。さらに6周目にはオーバーテイクも成功させることが出来て5位を走行していたのですが、7周目1コーナーでのブレーキングでギャップを乗り越えた際にリアタイヤがロックしスピンしてしまいました。多くのポイントを獲得できるチャンスだったので、チームに申し訳なく思っています。この悔しさをバネに次の富士では良いレースが出来るように頑張ります」
#32ドライバー小暮卓史
「スタートはよかったのですが、1コーナー立ち上がりで塚越選手と接触があり、ハンドルが少し曲がってしまいました。レインタイヤでの走行だったのですが、急激に路面が乾いてきてグリップが低くなってしまい、チームからピットインをどうするか無線でやりとりがあったのですが、前後のマシンが入らなかったのでステイしました。その周のヘアピンでタイヤが滑るのを気にしながら走っていたのですがミスで、第2ヘアピンでスピンしてしまいました。スピンしてしまった時にエンジンをストールさせそのままリタイア。シーズンを通して見るともったいない結果になってしまいました。変わらずマシンのポテンシャルは高いですし、富士もポールトゥウインを目指して戦いたいと思います。多くの応援をありがとうございました」
中嶋悟総監督
「いろんな意味で慌ただしいレースでした。小暮、大祐ともにコンディションに合わせられず残念な結果でした。小暮は早々にコースを外れ残念ながらリタイア、大祐はベストなタイミングでタイヤ交換を行い、ポジションを5番手まで上げましたが少し若さが出たと思います。次回の富士に向けて、また気持ちを入れ替えチーム一丸となり戦いたいと思います。今回も多くのご声援をありがとうございました」
◇第3戦は7月16、17日に富士スピードウェイにて開催されます。
