全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦富士は公式予選が行われ、ロイック・デュバル(NAKAJIMA)がポールポジションを獲得。Q2まで全てのセッションでトップだった小暮卓史(NAKAJIMA)はアタック1周目でスピン、6番手に終わった。2番手には石浦宏明(Team LeMans)が続いている。

Q1:
 午前に比べやや風が出てきたため、少し涼しさが感じられるようになった富士スピードウェイ。13時45分からスタートしたノックダウン予選のQ1は、序盤から各車積極的に周回を重ねる展開となった。

 午前中トップの小暮は、アタック時にプリウスコーナーで姿勢を乱すことが多かったが、それでも各車1回目のアタックを終えた時点でトップに浮上。デュバルが続き、午前中からのNAKAJIMA勢の好調ぶりが目立った。

 残り5分のタイミングで一斉にほぼ全車が再度アタックへ。ここでもNAKAJIMA勢の優位は揺るがず、小暮がトップ、デュバル2番手でQ1を終えた。3番手には石浦が続いている。

 2台がふるいにかけられるノックダウンは、開幕戦でフロントロウを獲得した伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)が12番手でQ1で予選を終えてしまう。さらに立川祐路(CERUMO/INGING)が13番手で、こちらもQ1で姿を消した。

Q2:
 10分間のインターバルを経て行われたQ2は、残り5分からの一発勝負となる。ここでも小暮がきっちりとトップタイムを叩きだし、デュバルを抑えトップに。3番手はまたも石浦となった。

 ノックダウン争いは、なんと前戦もてぎに続いてランキング首位のブノワ・トレルイエ(LAWSON IMPUL)が10番手でノックダウン。国本京佑(Team LeMans)、リチャード・ライアン(DOCOMO DANDELION)がそれぞれ9番手、8番手でQ3に進むことができず。DOCOMO DANDELIONは2台ともQ3に進出することができなかった。

Q3:
 トップ8が決まるQ3。セッション開始のタイミングでNAKAJIMAの2台、石浦をのぞく5台がまずは1周。残り5分を切ったところで全車がコースに飛び出してきた。残り3分で各車アタックをスタートさせるが、接近していた松田次生(LAWSON IMPUL)、小暮がお互いの間隔を慎重に広げていく場面も。

 各車2周のアタックを敢行する中、石浦がまずはこの予選で初めて25秒台に入れてくる。それをさらにデュバルが上回ってきた。その瞬間、なんと小暮が13コーナーでスピン! 翌周、再度アタックをかけるも伸びず、ここまで全てのセッションでトップを奪ってきた小暮がなんと6番手に終わることとなってしまった。

 結局、ポールポジションはデュバルが獲得。2番手には石浦が続いた。3番手は開幕戦ポールシッターの平手晃平(ahead IMPUL)、昨年王者の松田は4番手となった。5番手にはルーキー最上位となった塚越広大(HFDP)がつけている。

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