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スーパーGTニュース

投稿日: 2012.10.29 00:00
更新日: 2018.02.16 12:23

影山「まだ総合力が足りない結果の2位だと思う」


HANKOOK KTR
TEAM RELEASE

2012年 SUPER GT シリーズ Rd8 もてぎ

雨に泣かされて 惜しくもシリーズ2位

 運命は神のみぞ知るの心境であるが、チームはやるだけのことはすべて終えていよいよ最終のもてぎサーキットに乗り込んできた。とにかく各々が出来る限りのことをして全力を出しレースに挑む。

10月27日(土) 天候:雨 路面:ドライ 気温:20℃ 路面温度:30℃ 入場者数12500人
 定刻の14時ちょうどからGT300クラスのQ1がスタートする。#33 HANKOOK KTR影山選手と同3位の#911TAISAN横溝選手は同時にコースインする。アタックを始める矢先になんと#.66 tripleがエンジントラブルでスロー走行コースサイドにマシンを止めた。この為#33 HANKOOK KTRと#911TAISANの一騎打ちとなる。難なくタイムを出してQ2進出を決める。

 Q2は藤井選手が務める。早々とコースインしてタイムアタックを開始する藤井選手Q1を走ったタイヤとは思えないほどの好タイム1'49.666をマークして堂々の1位でQ3の進出を決める。そして、ポールポジションが決まるQ3が定刻の15時10分よりスタートする。 #911TAISANが1'49.090のタイムを出してトップに出ると続いて#.87 JLOCが1'49.244のタイムを出し2位にでて場内もテレビのアナウンスも盛り上がっている時に影山選手は虎視眈々とトップを狙う走りをしてゴールラインを過ぎると何とコースレコード1'48.873のタイムでポールポジションを獲得した。 ドライのセットは藤井選手と影山選手が共に力を合わせて最高の仕上がりになっているが心配なのは明日の天気予報は雨である。

 考え出したらきりがないが、雨でもやれるだけのことはやって決勝を戦うしかない。

10月38日(日) 天候:雨 路面:ウェット 気温:15℃ 路面:18℃ 入場者人数27000人
 午前8時頃には雨がパラついたツインリンクもてぎ。しかし、その後雨は上がりフリー走行では完全なドライコンディションでの走行となった。しかしフリー走行終了後にはなんと予報どうりの雨が降り始めた。2回目のサーキットサファリではレインタイヤの皮むきや短い時間でのマシンセットアップを行ったがぶっつけ本番の決勝になることは間違い無いがどのチームも条件は同じである。

 雨が降りしきる中いよいよシーズン最終戦のレースがスタートされた。ポールから逃げ切りたいところだが苦戦を強いられるレース展開になった。背後にピタリと#911TAISANに付けられて8週目でパスされてしまった後は何とか苦しい中でも自力のシリーズチャンピオンを目指してのレースを行うも結果は7位フィニッシュでシリーズ2位となる。

 ここまでご支援いただきましたスポンサーの皆様、関係者の方々そして応援して下さったファンの皆様本当にありがとうございました。出来ることはすべて行っての結果です。

 昨年はシリーズ3位そして今年はシリーズ2位とステップアップしました。まだまだシリーズチャンピオン目指してチャレンジを続けなさいと運命の神は宣告したようです。

 HANKOOK KTRは来年もチャレンジ精神をもってGTで戦いたいと思います。

 その前にJAFスプリントCUPでは勇姿をお見せしたいと思いますのでご期待下さい。皆様本当にありがとうございました。

鈴木恵一
スポンサーの皆様 関係者の方々そしてファンの皆様、一年間のご支援並びにご声援ありがとうございました。惜しくもシリーズチャンピオンは逃してしまいました。結果的には負けたけど、やることはすべてやったので満足している。レースとは勝負とはそんなもの。次回のJAFスプリントCUPにご期待下さい。

影山正美
シリーズランキングトップで迎えた今回のレースは、土曜に行われた予選で1分48秒875というコースレコードでポールポジションを獲得しましたが、決勝では難しいコンディションの中、なかなかペースが上げられず、7位、シリーズランキング2位という非常に悔しい結果となりました。昨年より、かつての僚友である木下選手が築いてきたベースを引き継ぎ、開発を行ってきました。そして、昨年より藤井選手をパートナーに迎え、年を重ねる毎にチームの総合力を高めてきました。また、ハンコックタイヤは、他メーカーと違い比較対象となるデータがない中、開発スピードも早く、要求に適したタイヤを用意してくれたことにより、昨年度は3位、そして今シーズンは2位という結果をもたらせてくれました。チャンピオンになるには、まだ総合力が足りない結果の2位だと思うので、来季は今年足りなかった部分を獲りにいきます。応援をしてくださった皆様、たくさんのご声援をありがとうございました。

藤井誠暢
まず最初に一年間沢山のご支援ご声援をありがとうございました。ポイントリーダーとして迎えた最終戦でPPを獲得し、完璧な流れで最後の決勝を迎えました。結果は7位に終わりましたが、チーム全員で悔いなく全力を尽くしましたし「悔しいけど、悔い無し」です。HANKOOK KTR(Hankookタイヤ)としても、昨年のシリーズ3位を上回るシリーズ2位を獲得。優勝2回&ポールポジション3回、そして、第2戦のマシントラブルを除く全レースで7位以内の結果を残し、良いレース苦しいレース、様々な状況下で安定してポイントを獲得してくることができた最高のシーズンだったと思います。この結果は常に進化を続けるHankookタイヤのポテンシャルの高さ、ポルシェいう速さと信頼性を持つマシン、そして、鈴木恵一監督や武田代表率いる、KTRスタッフの技術レベルの高さや、影山選手と共にドライバーの僕たちも良い仕事ができたと思っています。最後になりますが、Hankookタイヤさんをはじめ、ポルシェジャパンさん、COXさん、チームスポンサー各社、パーソナルスポンサー各社、そして、何より僕たちHANKOOK KTRを一年間熱いご声援を送ってくださったファンの皆様に心から感謝の気持ちを言いたいす。一年間本当にありがとうございました。


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