WTCC世界ツーリングカー選手権第10ラウンド鈴鹿のレース1で、自身4度目のチャンピオンを獲得したRMLのイバン・ミューラー(シボレー・クルーズ)が今の喜びを語った。

 ミューラーは、レース1で3位に入り、予選の2ポイントと合わせてトータル360ポイントを獲得。ランキング2位につけていたホンダのガブリエル・タルキーニ(ホンダ・シビックWTCC)がノーポイントに終わったため、2008年、2010年、2011年に続く4回目のワールドチャンピオンに輝いた。

「(レース1で)3位に入れてうれしく思っている。できる限りのことをしたし、もちろん(2位アレックス・)マクドウェルをオーバーテイクすることも考えていたが、それは難しかったので、3位のポジションをキープすることが大事だと思ったんだ」

 ミューラーは昨年のチャンピオン、シボレーに在籍していたが、彼らは2012年限りで撤退したため、ミューラーがRMLから今季も継続参戦することが正式に決まったのは開幕の3週間前というタイミングだった。
「本当にチームことを誇りに思う。3週間以内ですべての準備をして選手権に入ったきたわけだが、昨年とは違うシーズンとなった。今年はすごく特別な一年とだったので特別な味があるよ。たぶん、このシリーズタイトル獲得は(これまでの)4回の中で一番心に残るものだと思う。今年を振り返ってみても、他のシーズンよりも力強いチームだったと思うし、今はとても喜んでいる」

「今年はメーカーも増えて、ホンダも新たに参戦したし、素晴らしいドライバーを連れてきたので、そんなに簡単にチャンピオンが獲れるとは、僕たちは思っていなかった。いろんなメーカーがあって、いろんなチームがポイントを獲得したけど、僕たちが最後までギャップを保てたことがチャンピオン獲得の要因のひとつだと思うよ」

 鈴鹿のレース後、チームはガレージ前でミューラーのタイトル獲得を祝って記念撮影を実施、全員が笑顔でひとつになった。
 来季のミューラーは、新たなマニュファクチャラー、シトロエンとWRCチャンピオンのセバスチャン・ローブとともに再びタイトル獲得を目指す。

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