セバスチャン・ブエミは、トロロッソから放出されると聞いてショックだったと語った。他の選択肢を探さなければならなくなったブエミは、ペーター・ザウバーにも連絡を取ると述べている。
14日、トロロッソは、2012年のレースドライバーとして、ブエミとハイミ・アルグエルスアリの代わりに新人のダニエル・リカルドとジャン-エリック・ベルニュを起用することを発表した。
Le Matin紙の報道としてYallaF1.comが伝えたところによると、今週、トロロッソのボスのフランツ・トストとレッドブルのモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコがブエミの携帯に電話したが、彼はバルセロナにあるレッドブルのシミュレーターを使用していたり、イギリスのトロロッソの風洞を訪れたりしていて、連絡がとれなかったということだ。
「ショックだった」とブエミ。
「今年のうちに(ドライバーが)決定されると聞いていたが、僕の契約は延長されるという印象を持っていた」
「(放出は)全く予想していなかった」
ブエミはスイスのBlick紙に対し、「とても理解しがたいことだけれど、受け入れるしかない」と語っている。
現在ウイリアムズとHRTには空きシートがあるものの、多額のスポンサーマネーを持ち込むドライバーが有利だろうとの考えをインタビュアーは示しているが、ブエミは「金だけでなくそれ以外の理由もあって契約しているドライバーたちはいる」と主張している。
Blick紙から、サードドライバーの座も選択肢に入れるかと聞かれたブエミは次のように答えた。
「その選択肢もあるかもしれない。でもまだ判断するのは早すぎる」
「幸い、この数年の間にほとんどのチームと何度も話をしてきたので、それがこれから役に立つ」
同じスイス出身のペーター・ザウバーに連絡を取ったかと聞かれ、ブエミは「取ってない。でもこれから取るつもりだ」と答え、Blick紙のジャーナリストで広い人脈を持つロジャー・ブノワに、すぐに電話番号を聞いたということだ。