フェラーリF138での初走行を終えたフェルナンド・アロンソが、今年フェラーリがタイトルを争えない理由はないとの考えを示し、「比較的自信がある」と述べた。
ヘレステストを欠席したアロンソは、バルセロナテストがスタートした19日にF138を初めて走らせた。
この日、アロンソはデータ収集とピレリタイヤを理解することに集中し、全11人中最多の110周を走破、3番手タイムをマークした。
アロンソは、F138にはまだ解決しなければならない問題はあるものの、昨年の同時期と比べればいい状態であり、開幕戦オーストラリアを比較的いい形で迎えられるだろうと語った。
昨年序盤のフェラーリはライバルたちから大きく後れをとっており、アロンソもフェリペ・マッサも、オーストラリアでは予選Q2で敗退した。
「(開幕戦の)オーストラリアで僕らは強いだろう。確実にそうなるよう努力しなければならない」とアロンソ。
「去年よりも強くなる必要がある。去年は力が足りなかったのは明らかだ。2位だったんだからね。僕らはトップに立ちたい」
「シーズン序盤を(去年より)もっといい状態で戦うことは、さほど難しくはなさそうだ。だから比較的自信を感じている」
「去年のマシンは冬の段階では(トップより)2秒遅かった。それでもタイトルを争った。だからマシンを少し改善できれば今年もタイトル争いができるとポジティブに考える必要がある」
今年はF1の規則にあまり変更がないため、今の段階では昨年最終戦のマシンとあまり変わらないものの、今後のアップデートで改善を目指していくと、アロンソは述べている。
「マシンのフィーリングは問題なかった。予想どおりで、(昨年最終戦の)ブラジルのマシンの延長だった」とアロンソ。
「いいことだよ。去年は初めて走った時、悪い意味で少し驚いた。今日はそうではなかったからね」
「トップグループの一員にならなければならない。そのためにこの冬にはいい仕事をする必要がある」
「それを目標にいくつかパーツを試している。最後のテストでも新しいパーツをテストし、オーストラリアにもさらに新しいものを持ち込む予定だ。だからオーストラリアの金曜は重要だ」