日本GP決勝レース開始直前、ルノー・ジャポンが主催するピットツアーの第2回目が行われました。少し時間が経ってしまったが、その時の模様をご紹介いたしましょう。
この日のピットツアーに参加されたのは、金曜夜の「エフソク秋祭り」で幸運にもピットツアー参加権を獲得したおふたりと、GPスクエアメインステージで行われた「サポーターズコンテスト」で見事優勝を果たしたおふたり。生憎の雨模様となりましたが、ルノー製パワーユニットを搭載する各チームのピットを、順番に観て行きました。
まず訪れたのは、スクーデリア・トロロッソのピット。ガレージの裏から入り、ピットレーンオープン時間までは、マシンを後方からじっくりと観察できました。リヤサスペンションアームの取り付け方など、「ほー、こうなっていたのか」と思うところも多々あり……しかし、チーム側から撮影を固く禁じられていたので、写真をお見せできないのが残念。
※写真は、クリックで拡大します。
そしてピットレーンがオープンして、ガレージ前から見学。ここからはしっかりと写真も撮れます。
何気なく観ていますが、皆さんの前に置かれたノーズは、日本GP向けにトロロッソが持ち込んだ新型ノーズ。
拡大写真もご覧いただきます。こちらが新型。
こちらは旧型。形状の違いが、ひと目でお分かりいただけると思います。
記念ですからね。ポーズも決めていただきましょう。
こちらが「サポーターズコンテスト」で優勝したおふたり。ジャンパーの下に隠されているレーシングスーツは……いや、今回はルノーさんご提供のピットツアーですから、隠したままにしておきましょう。
しばらくすると、トロロッソのメカニックが、何やら持ってきました。
聞くと、「昨日の夜に行ったレストランで借りてきた、幸運を呼ぶ豚」なんだそうです。
次に向かったのは、小林可夢偉選手も所属する、ケータハムF1チームです。母国GPに臨む唯一の日本人ドライバーに声援を送るべく、ガレージの中を覗き込んでみます。
ちなみに、みなさんの前に置いてあるノーズコーンは、古いタイプのものですね。
ケータハムのメカニックが寄ってきて、「おー、良いレーシングスーツだな。一緒に写真を撮ろうぜ!」と、サポーターズコンテスト勝者のおふたりに語りかけます。そして記念に1枚。えー、ルノーさんのピットツアーですので、レーシングスーツにはモザイクを入れさせていただきます。
続いて訪れたのは、ロータスのピットです。こちらでは、前日に引き続いてステアリングホイールの解説を受けました。「これがシフトで、これがクラッチで……」
しかも、自分で持つことができるんですよね。これは貴重な経験です。パドルをいじっても、ボタンを押してみてもいいんですよ。
そうこうしているうちに、コースではドライバーズパレードが始まってしまいました。我々はピットウォール側から見学。でも、ドライバーはスタンド側を観ていますから、顔があんまりわからないですね(ちなみにこれはベッテルです)。
この日のツアーで最後に訪れたのは、昨年のチャンピオンチームであるレッドブル・レーシングのガレージ。決勝の本当に直前ですから、最終的なマシンのチェックに余念がありません。レッドブルはガードが固いことで有名ですが、この日は実にじっくりとマシンを観察することができました。
カウルとの距離感はこんな感じです。
作業中のガレージを、しかも決勝直前に見ることができるのは、なかなかレアな経験だと思います。
こんなに間近で、作業中のF1マシンを見ることができます。
これでひと通りのツアーは終了。決勝直前だったので、ドライバーに会うことはできませんでしたが、それでも大満足のツアーだったのではないでしょうか?
最後に、レッドブルのインタビューボードをバックに記念撮影。良い思い出になったことでしょう。ツアー後、参加者の皆さんは「いやぁ、ピットの中まで入れるとは思いませんでした。しかもあんなに近くで見れるなんて……」「他のレースの時にはパドックまで入ったことがありますけど、F1は初めて。雰囲気も全然違いますし、規模もビックリしました。カウルを外したF1マシンをあんなに近くで見れて、感激です」などと、興奮した様子で語ってくれました。