前回のレースはみなさんの予想は当たりましたか? 今回も予想屋の方に、優勝者を予想してもらいました。スーパーフォーミュラもいよいよ最終戦。今大会は2レース制ということもあり、予想屋のみなさんには2レースの優勝者とタイトルの行方を予想してもらいました。アナタは誰の予想に乗りますか? それとも自分の直感を信じますか?
毎戦、優勝者の予想を立てて頂く予想屋は以下の3名。
・松田次生(レーシングドライバー)
・春那美希(スーパーフォーミュラ公式サイト ナビゲーター)
・オートスポーツweb編集部員サカイ
予想は毎回レースの行われる週にオートスポーツwebに掲載され、投票は携帯サイトモータースポーツチャンネルから行うことができます。さらに! 正解者の中から抽選で素敵なプレゼントが当たりますので奮ってご参加ください。
予想は金曜日の夕方からスタート! 投票は携帯サイトモータースポーツチャンネルから。
※投票には有料登録が必要となります。
※PCからの閲覧・投票はできません。
では、さっそくスーパーフォーミュラナビゲーターを務める春那美希さんの予想を見てみましょう。
「苦労人の劇的なラストに期待」
皆さんこんにちは春那美希です。
まずは前戦スポーツランドSUGOの振り返りから。SUGOはコース幅が狭い難しいサーキットと言われますが、選手たちは果敢にバトルを繰り広げ、印象的なシーンを何度も見せてくれました。2番手走行だったアンドレ・ロッテラー選手がトップの中嶋一貴選手をオーバーテイクしたシーンもありました。トップに浮上したロッテラー選手、最後は2位と23秒の差をつけた独走状態で開幕戦以来の優勝を決めました。絶対的王者の復活を思わせる圧倒的な勝利。そして私のイメージである、ロッテラー選手の“ライバル”山本尚貴選手も今回も良いスタートをきり、チームの戦略も上手くハマって2位獲得。久々に記者会見で並ぶライバル同士を見ることが出来、最終戦への期待が膨らみました。
3位に私が【対抗】に予想した野尻智紀選手。野尻選手も昨年のSUGO初優勝からずいぶん貫禄? がついたような気がします。優勝の予想は外れてしまいましたが、【大穴】予想だった中山雄一選手がバトルでも戦略でも粘り強さを見せてくれました。
最終戦は今年初の2レース制。スプリントレースを2回行う今回は、レース1はドライバーの実力が問われ、タイヤ交換義務付けのレース2はチームの総合力が問われるレースとなります。どの選手も気持ちよく今シーズンを終えるためにも何が何でも結果を残したいだろうし、小林可夢偉選手もイオンモール鈴鹿でのトークショーで「どちらか1レース、必ず勝ちたい。失うものはない」と優勝への並々ならぬ意欲を示していました。
今年まだ優勝のないホンダエンジン勢、その中でも新チームの小暮卓史選手はベテランの意地にかけて勝って頂きたいところだし。ベテランといえばジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ選手も黙ってはいないだろうし……。
さらには燃料リストリクター径も95キロに戻される…って、楽しみな要素満載で今回も予想が難しくなりますね。今シーズンを気持ちよく終えるためにも、私も選手も外せない一戦になります。
では今期最後の予想ですが、今回は予選Q1がレース1のグリッド、Q3がレース2のグリッドとなるので、勝手に本命だけ2人選出しちゃいました。
【レース1】中嶋一貴選手(PETRONAS TEAM TOM’S)
去年の最終戦レース2で優勝しています。さらに今年の一貴選手はどこにいてもスタートから上位に浮上しているので、予選3番手以内につけてスタートでトップに立ち、あとは安定感のある走りで優勝……。レース1で優勝し、レース2でのチャンピオン争いを更に面白くしてもらいたいですね。
【レース2】石浦宏明選手(P.MU/CERUMO・INGING)
岡山以降ポイントリーダーの座を守りここまで来たのは本当に凄いことですよね。Q3がレース2のグリッドとなると、いつもQ3でバチっと決めてくる石浦選手は間違いなくレース2の本命です。チャンピオンがかかった戦いにはかなりのプレッシャーはあると思いますが、そこは立川祐路監督をはじめ、チームの皆さんが絶対いい雰囲気を作ってくれると思います。年々実力をつけてきたというセルモインギングの皆さんで勝利を勝ち取る瞬間はとても感慨深いものがあると思います。
【チャンピオン】石浦宏明選手(P.MU/CERUMO・INGING)
レース2、ポールトゥウィンでシリーズチャンピオンという、苦労人石浦選手の劇的なラストに期待です。
いよいよ最終戦となってしまい、さらにはブリヂストンタイヤでのラストレース。高性能なタイヤでのスプリントレースとなれば、ドライバー達の常に攻める走りが見られそうです。そうなると開幕戦3位の攻めの男ナレイン・カーティケヤン選手の走りも楽しみですし、さらにはルーキー達も1度戦っている鈴鹿に戻ってきたということでさらなる実力を発揮しそう。とにかく全車拮抗したレースがみられることだけは予想できます。年間チャンピオンが決まる瞬間をどうぞお見逃しなく!!