6日、富士スピードウェイでニスモフェスティバルが行われたが、その前日である土曜日、R35 GT-Rのスーパー耐久仕様が走行した。このマシンは来季、ユーザーに販売する形で参戦が実現する可能性があるとニスモの眞田裕一社長が語った。
R35 GT-Rの市販車、スーパーGT仕様がデビューした直後からスーパー耐久仕様とおぼしきGT-Rの存在があるのは週刊オートスポーツでも既報の通りだが、今回のニスモフェスティバルの前日にも走行。ニスモフェスティバルの当日、取材陣に対し「参戦の計画がある」と眞田社長はスーパー耐久へのGT-Rのデビュー計画があることを明らかにした。
眞田社長によれば、参戦に向けて現在スーパー耐久機構との間で調整を行っているとのことだが、この計画については日産の関与、ニスモワークスの参戦という形ではなく、ニスモがユーザーサポートを行う形での計画を進めているという。また、来季開幕戦からいきなりデビューという訳ではなく、「来年のどこかで出たいと言ってくれるチームがいたら、何かの形で出てもらう」という。
「いくつかオファーはあるので、きちんとしたものを作って、このチームなら任せられる……というチームに出てもらえればいいな、と思っています。開発した1号車を見てもらって、その後2号車、3号車を買ってもらえたら嬉しいな……というところです」
GT-RがデビューするのであればST1クラスというのは間違いないところだろう。そうなれば、GT-RとBMW Z4が対決、さらに昨年実戦でビューしたポルシェ997 JGNが戦う形になる。ファンならずともそのバトルの実現に期待したいところだ。