3月9日、GP2プレシーズン・テストがアブダビのヤス・マリーナ・サーキットでスタートした。初日トップタイムを記録したのは、レッドブルJr.のピエール・ガスリー。今季ARTからGP2デビューとなる松下信治は1分50秒674が自己ベストで、午後のセッションでは26台中19番手の発進となった。
ガスリーは2014年フォーミュラ・ルノー3.5シリーズ2位、昨年末のアブダビGP2テストでも3日連続でトップタイムを記録している。今回のプレシーズン・テスト初日は、セッション残り10分の時点でタイムシートのトップに浮上した。
ガスリーと同じフランス人のアルサー・ピックも1分48秒台に入れ、総合2位。チャンピオンの有力候補と目されるマクラーレン育成ドライバーのストフェル・バンドーンはセッティングに専念、まだ目立ったタイムは残していない。
午前中のセッションは「ソフトウェア調整のため」30分中断、マーロン・ストッキンガーが5コーナーでストップしたため8分間の赤旗中断があった。午後のセッションではジュリアン・リールがターン17で止まり、赤旗の原因となっている。
最新のシート状況としては、ロータスF1のジュニアドライバーであるマーロン・ストッキンガーがステータスと契約。また、GP3からステップアップとなる19歳のルーマニア人、ロベルト・ヴィソユのラパックス入りが決定。まだシートが決まっていないドライバーとしてはゾエル・アンバーグ(ラザルス)、リッチー・スタンアウェイ(ステータス)、ビットリオ・ギレッリ/ダニール・デ・ヨング(MP)、セルジオ・カナマサス/アクシル・ジェフリース(ヒルマー)らがテストに参加している。