2007年〜08年と2年連続でフォーミュラ・ニッポンのチャンピオンを獲得、2013年はLenovo TEAM IMPULからスーパーフォーミュラに参戦していた松田次生が、自身のブログ上で今季スーパーフォーミュラの参戦を断念したことを明かした。

 次生は1998年にフォーミュラ・ニッポンにスポット参戦。00年からフル参戦を果たし、06年にはインパルに加入。07年に初となるチャンピオン獲得を果たすと、翌年も圧倒的な強さをみせ連覇。しかし09年にシャシーがスウィフト製のFN09に変更されると苦戦し、2010年には一時シートを喪失していた。

 しかし、2012年にインパルに復帰するとドライビングを合わせ込み、12年最終ラウンドの鈴鹿、今季開幕戦の鈴鹿と表彰台を獲得。その後も上位を争ったが不運なトラブル等もあり、なかなか上位フィニッシュはならなかった。

 そんな次生は、今季から導入されるスーパーフォーミュラSF14シャシーもすでにテストしており継続参戦を希望していたが、噂ではインパルは別ドライバーの起用をすでに決めており、次生はさまざまなチームと交渉を重ねたものの、今季のSF参戦を断念したという。

「厳しい状況でしたね。去年あまりいい成績を出せなかったこともありますし、今季はクルマが変わることもあって、各チーム予算が厳しい状況でもあります」と次生はこのオフの状況をオートスポーツwebに対し語った。

 今季はスーパーGTに集中することになるが、すでに次生は1月のセパンテストでニスモの23号車に乗車。ニスモ移籍が噂されている。とは言え、次生自身はまだまだスーパーフォーミュラで戦うことを諦めていない様子だ。

「フォーミュラは自分自身もやっぱり乗りたいですからね。2015年に向けて活動していきたいと思います」と次生は語る。スーパーフォーミュラにとっても欠かせないキャラクターのひとりだけに、ぜひ復帰を期待したいところだ。

 なお、31日発売のオートスポーツNo.1374では、スーパーフォーミュラのストーブリーグ最新情報も掲載している。こちらもぜひご覧頂きたい。

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