F1第15戦日本グランプリを終えて、ドライバーズランキング首位のセバスチャン・ベッテルがチャンピオン決定に王手をかける形となった。
今回のレースで王座獲得の可能性もあったベッテルだが、ランキング2位のフェルナンド・アロンソもきっちりと4位でゴールして戴冠を阻止。ただ、ふたりの得点差は90Pにまで拡大した。
ベッテルは次戦インドGPであと10P獲得すれば、2位のアロンソが優勝を飾っても王座獲得できる計算となっている。つまり、アロンソのリザルトに関係なく、5位以上でフィニッシュすれば戴冠が決定する。
コンストラクターズランキングでも、ワン・ツーを飾ったレッドブルが後続との差を拡大。2位フェラーリとの差を、前戦終了時の108Pから、148Pまで広げた。
レッドブルは、次戦インドGPを終えた段階で2位以下に対して129P以上の差をキープできれば、コンストラクターズチャンピオンを決めることができる計算。この条件は、他チームのリザルトに関係なく、レッドブルがチームとして24P以上獲得することができれば達成可能だ。
そのため、もし仮にベッテルが次戦インドGPで優勝を飾れば、それだけでダブルタイトルが決定することになる。
また、まだベッテルやレッドブルの戴冠は決定していないものの、アロンソやフェラーリがすでに重要性を強調し始めているコンストラクターズランキングの“2位争い”では、ルイス・ハミルトンがリタイアを喫したこともあり、前戦終了時は1Pにまで縮まっていた2位フェラーリと3位メルセデスの差が10Pまで広がる形となっている。